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物流リアル〈本気のQ&A〉

低温保管設備

(加工食品製造・取締役)

自社倉庫の老朽化により、建替えよりも賃借を検討中です。
最低でも150~200坪程度の低温保管部分が必要なため、好適な物件数が極端に少なく、現状は苦戦しています。建替えの場合、現在よりも床面積が小さくなるうえ建築コストは現実味のない見積額となっているため、その選択肢は持てそうにありません。従業員の雇用問題もあり袋小路に行き当った状態です。貴サイトのご意見をお聞かせ願えれば幸いです。

低温部分の設備費が高額なことと、昨今の建築費高騰が重なって、総額を膨らましているのだと思います。
また、建替えの場合、既存不適格状態であれば、すべて修正されるため、建蔽率・容積率・接道開口部の縮小・北側斜線規制、等々の適格条件を満たすためには、ご質問にあるとおりの「値段が高くて、面積が小さくなって、出入りが不便になる」ような事態が発生します。
難しい問題ですが、当面は低温保管物だけ外部委託、は無理があるのでしょうか?
恐らく業務フロー的には販売先への納品は常温物と別口で行われているはずですし、貴社内部の事務処理だけの問題で済みそうです。常温物のみ賃貸倉庫で自社運用し、可能な限り現状の人員維持を確保する。拠点が分散する弊害はありますが、そもそも現在が2系統の業務フロー並立状態と推察しますので、歩留まり悪化は最小限に抑えられそうです。当面はその状態に甘んじて、今後急増する流通業向け賃貸倉庫物件(1階に冷蔵・冷凍倉庫付きが多い)の余剰状態まで不本意ながら待つ。
というのが一案として浮かびました。

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