物流よもやま話 Blog

  • わかりにくいものは廃れてゆく

    カテゴリ: 実態

    営業スタイルが見直されれば見積作法が変わる。見積項目の共通化が進めば、単価とその内容の因果が明朗となるし、健全な競争意識が促される。つまり安い高いの理由が明確にされるので、単価設定の合理性が問われる緊張感のもとで営業活動が行われる。特に運送業や営業倉庫においては、真っ当な提案と約束事の厳守を旨とする事業者が日の目を見ることになる。

  • 適宜と適時

    カテゴリ: 予測

    今後の物流機能に必要な言葉は「適宜」や「適時」に尽きる。
    その大前提となるのは、現在から近々までの顧客要望の推移を「正確に把握・分析・検証・予測・精度向上」というサイクルに取り込んでズレを防止する最適化手順の徹底である。
    サービスの抑揚や改廃を決定するにあたって、勘や根拠なき予感は厳禁。

  • いわゆる「のようなもの」

    カテゴリ: 余談

    物流機能を下に置く偏見や無知には抗議反論するにしても、従来の見識を改める出来事に遭遇するたびに「事業の最下流を担う機能の役割とは?」を立ち止まって再考してきた。
    縁の下で上屋を支える・人間に例えれば下半身にあたる、、、はさんざん言いまわしてきた言葉だが、流れを引き継いで淀みなく海へと送り出すように努める、という表現も心の中で復唱しなければならないと思うようになった。

  • “あたりまえ”で事足ります

    カテゴリ: 経営

    主眼を置くべきは中長距離便ドライバーの稼働時間が減ることなのだから、

    ・出荷口数を減らす
    ・時間猶予する
    ・実車率・積載率を上げる
    のいずれかから手を付けるのはあたりまえである。

  • 作業服と靴のモンダイ

    カテゴリ: 本質

    上述のような達者な自社物流倉庫でも「制服における靴のモンダイ」には四苦八苦で紆余曲折のまま今に至るのだという。読者諸氏はすでにお察しのとおり、作業内容や歩行距離によって靴の善し悪しの評価が違ってくるからに他ならない。
    で、そんな厄介事を解決したのは、ひとりの若手現場担当者だった、、、プロジェクト・バツ、じゃなくってプロジェクトxさながらの、、、てなハナシでもなかったようだ。

  • ウソもホウベンとは言うものの

    カテゴリ: 余談

    在庫差異や在庫評価や返品再入荷後の処理、、、場合によっては、誤出荷や残荷よりもはるかに重篤な病の生まれる場所となることが多いだけでなく、他部門の都合や事情や要望が強く作用した奇形物や異物の成れの果てをいくつも見てきたので、ホウベンには要注意という念が刷込まれてしまった。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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