出荷時検品
(防犯防災用品通販・業務管理部次長)弊社物流センターでは出荷の際、梱包前に品番・数量の確認と傷や汚れなどを検品しています。
しかし、先日出席した物流コンサルティング会社のセミナーでは「検品は入荷時が絶対ルール」と講師の方が強調されていました。その理由の説明は理解できるのですが、現状に大きなトラブルやミスもないため、このままでよいのではないかと思うのですが、重大な問題が起こる可能性があるのでしょうか?
講師の方の「そうしなければ絶対にダメなのです」という断言が数日経った今でも気になります。
セミナーの講師が力説した内容に間違いはありませんが、「絶対にダメ」は極論すぎます。
この話の本質的要素は「時間」です。
どのタイミングで作業するのが最も適しているか。または余裕をもって取り組めるか。
想定外の出来事やトラブルが出荷検品時に発生した時、引当済み当日出荷分への直撃を回避できるか否か。
そのようなリスク分析・管理と対応業務フローが数多くの物流現場で運用されているからとお考え下さい。
一番川上の「入荷」で棚振り前に始末してしまう。そうすればピッキングや梱包の段階ではロケ番・品番・数量のみの確認だけで作業が流れてゆく。それが最もストレスや属人性の少ない業務フローとして認知されているからなのです。
貴社の現状が「そうではないが、毎日がつつがなく終わる」のならば何ら支障はありません。
ただし、多数の企業が採用している方法論を分析して試行される価値は十分にあると思います。
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