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物流リアル〈本気のQ&A〉

宅配便の破損補償

(玩具模型EC・経営者)

契約している運送会社は、毎月1~5件程度の破損事故を起こします。
お客様へのお詫び等、販売者としては大きな負担です。代替品がある場合はまだよいのですが、一点物であったり、再入荷に日数がかかるものなどの場合、キャンセル・返金だけでは済まないこともあります。そのあたりの実損以外の補償も要求してはみるものの、物損額以外は認めてくれないことに不満を募らせていました。
その都度の補償と改善誓約のような謝罪を受け容れつつやってきたのですが、先々月に突然値上げの通知が届きました。現状データに置き換えて試算してみたところ1.8倍の支払額になります。
破損補償と因果関係があるのでしょうか?

まずは結論から。
補償額の常態化が苦しいことと、恐らくはクレーム続きで値上げできなかったので、それを吸収・解消するためのタリフ変更です。他社実例も数多くあります。
「ミスの補償を値上げで取り戻すのか?」
という憤慨は当然だと思いますが、運送会社が値上げの因果を添えない限りは、単純な条件変更となります。
気になるのは「なぜそれほど破損事故が出るのか?」です。
商品実物を確認し、梱包作業を拝見すれば、ある程度は原因が判明すると思うのですが、ご質問の内容だけでは具体的な判断ができません。
商品と梱包状態の評価と契約している運送会社の適性。
このあたりが掘り下げるポイントと考えます。

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