物流機能の選択肢
(レディスアパレルEC・経営者)スタート以来、自社で物流業務をこなしてきましたが、月間出荷件数が15000件を超え、在庫量も一棟借りしているビル(本社)では厳しい状況です。
ビルではなく倉庫を借りて本社機能を動かすか、物流を外部委託して本社機能と分けるかで迷っています。
参考になるサンプルはありますか?
この種の質問に対する弊社回答はいつも同じで、「EC専業会社は中心部から多少離れても、大きめの倉庫を借りて本社機能も同居するのが最善」です。現状賃料なら高確率で床面積が大幅に拡張でき、かつ単層か二層程度の物件であれば、入荷・保管・ピッキング・梱包などの業務効率が格段に上がります。コスト効率と業務品質が同時に上がる、という素晴らしい結果が期待できるのです。
半面、雇用の問題が起こる可能性も否めません。
勤務地は就職・就業の条件として上位に位置することが多く、単純に通勤経路・所要時間の変更や周辺環境への不満や不安、もっと単純な「そんな場所で働くのは嫌だ」などの個人的労働嗜好と志向。移転により大切な人材を失う可能性もあります。もちろんスタッフ各位への事前ヒアリングはなさるでしょうが、デリケートな部分ですので慎重に対処されるべきと申し添えます。
外部委託の場合は、自社完結していた業務が、時間制限によるキャパの硬直化、価値観のズレ、顧客サービスの定型化・簡素化などで調整が必要になります。その上でのコスト検証。
そしてご承知のとおり、現在の物流部門スタッフの雇用問題が一番最初に到来する課題となります。
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