物流事務費用
(衛生関連雑貨EC・総務課長)現在、委託倉庫の変更を検討しております。
数社から見積を取りましたが、各社の項目表記がバラバラで、現委託先との比較さえできません。
現状の請求では、入荷費用・保管費用・出荷費用・その他管理費、といった項目しかないのですが、見積提出会社はそれぞれに項目が多く、どれとどれを現在の請求内容に照らせばよいのかがわかりません。
なかでも「事務費用」「現場事務経費」「事務書類作成費」などの項目があり、各社が微妙に異なる説明をします。
総額で比較する前に中身の検証を行いたいのですが、物流会社の事務費用とは総コスト内でどれぐらいの比率が一般的なのでしょうか?
弊社のコスト比較シミュレーションをご覧いただければ瞭然ですが、物流業務の原価項目には人件費と倉庫維持費用(賃借か保有かで異なりますが、一般的には近辺の賃貸相場をあてます)と雑費や光熱費等しかありません。
乱暴な説明をすれば、見積や請求項目は原価に利益を加えた総額を割り振るための文字列であり、その明細の仕分けや表記に大きな意味はありません。
なのでヒアリングもせずに「1出荷〇〇〇円」などの価格表記する会社も存在するのです。
「貴社の物流業務を月平均で◇◇◇万円でやります」と返されれば、さすがにどの企業も困惑し見積根拠を求める訳ですから、積算作法として作成している側面は否めません。
事務費用の比率についてですが、一般的と回答できる数値は存在しません。
むしろ、業務フローの詳細な説明と、現状の問題点改善や未達希望をいかに叶えてくれるのかを徹底的に聴取したうえで決定されることをお勧めします。
項目別・総額の比較前にこだわるべきはそれです。
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