物流よもやま話 Blog

オール電化生活エトセトラ

カテゴリ: 余談

転居から早くも2か月余り。
まさかの光回線工事ドタキャン事件で不自由な暮らしを余儀なくされたことも「そういえばそんなことがあったなぁ」と、すでにぼやけ始めている。それはひとえに今が平穏に過ごせているからだろう。
酷暑とコロナ禍に翻弄される毎日にあって、在宅時間が長くなりがちなのは私に限ったことではないと思う。
新調したエアコンの稼働率は高く、その時間も長くなる一方の今日この頃。オール電化にしたわが家の夏はいかに?とあれこれ興味と期待を抱きつつ暮らしている。

読者諸氏にも拙宅同様にガスのない暮らしをなさっている方は多いと察する。
大きな関心事である光熱費削減効果は期待通りになりそうだ。現段で電気+ガスの前居に比して20%超は月額コストが下がっている。
総評は春夏秋冬の一巡を待たねばならないだろうが、夏場については間違いなく電気とガス給湯併用よりもオール電化・エコキュートの方が低廉となる。心配していた給湯能力や水圧についても杞憂だった。近隣でもオール電化住宅が多いと聞くが、中高年から高齢者世帯には好適な点が数多いことが普及加速の要因ではないかと思う。
操作が簡易でAI搭載型のシステムもあったりして、経済性と安全性に優れていると感じる。
ガス給湯と関連設備にしても似たような進化を続けているようだが、いずれにしても生活者にとってはありがたい現状である。
普段から倉庫内や運行車両の自動化やAIによる物流技術進化などについて書いているわけだが、自分自身の個人生活に関しても、技術革新の恩恵をはっきりと自覚できる。
省エネと高機能の両立を成し遂げているメーカー各社にはつくづく頭が下がる。
過半以上を買い替えた家電それぞれに、従来とは比較にならぬほど便利で経済的だと実感することは多い。「ありがたいなぁ」という言葉が思わずついて出ることも数え切れぬほど。
私の在宅仕事の効率維持は電化製品と住宅設備あっての賜物と思っている。

新居での最大のお気に入りはお風呂。
シャワーだけで済ますことの多かった以前に比して、今では毎晩のんびり湯に浸かるようになった。防水型のポータブルテレビを壁に吊って、湯船でオリンピック観戦。
というのがこの上ない贅沢だと感じて止まぬワタクシ。
そのようなささやかな楽しみを「ありがたいなぁ」と日夜感じることは、自身の身の丈に合っていてタイヘンよろしい、と自賛している。

しかしながら、鍋振りが思うようにできなくなったIHコンロについては、その点のみ残念だ。
すぐに沸騰する湯沸かしモードも嬉しいより怖い。
いったいどれほどの電熱量がコンロ面から鍋底に向かっているのか。
解放型の超強力電子レンジのようなものなのか?
と、怪訝な顔で沸騰する鍋の水を眺めている時間も、シアワセといえばシアワセなのだろうとひとり呟く夏の朝なのだ。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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