物流よもやま話 Blog

  • 倉庫会社の正規と非正規

    カテゴリ: 実態

    たまに聞かされる話に、「モグリの倉庫会社」という言葉が出てくることがある。

    過去に何度か質問されたこともある。

    正確には届出済み営業倉庫か否か?のハナシだと思うので、この機会にちゃんと説明しておきたい。

    まず第一に、営業倉庫の登録には、事業主体のあれこれはたいして作用しない。

    その届出に最重要な要件は「倉庫建屋」の諸条件を満たしていることで、運営会社の規模や経営数値が厳格厳密に査定され、届出受理に大きな影響を及ぼすことはない。

    このハナシ、どう書いても一般には理解困難な内容が並ぶので、あらかじめお断りしておく。

    ややこしさを多少でも緩和するために、まずは箇条書きでポイントを並べてみる。

    (基本的には実体験に基づいた所見と要約なので、小綺麗なテキスト風の表現はできませぬ)

  • バッパと手待ちの落し穴

    カテゴリ: 実態

    近年日本の陸上競技の中で、躍進目覚ましい種目の一つに男子の4×100mリレー(陸上競技の経験者は ‘ ヨンケイ ’ という)がある。
    個人種目では世界のファイナリスト・レベルに今一歩及ばない日本の短距離走者が、4人揃うとメダルを狙える記録をたたき出す。
    その理由はバッパ(バトン・パスのこと:もしや大阪ローカル短縮言葉なのか?)にある。
    400mリレーでの3回のバトン・パス技術が各人の走力劣勢を補っているのだ。

    言うまでもなく、100m走は百分の一秒を競う競技である。
    従って、その順位の差は上位なら大きくとも十分の一秒内外であることがほとんどであり、千分の一秒を刻む画像が伴わなければ、着順の明確な瞬時判別は一般人には難しいことも多い。
    しかし、身を削るような百分の一秒のアドバンテージが、一瞬で消え去る場面がある。
    それはバッパである。

  • 物流事故の「自損と他損」

    カテゴリ: 実態

    物流業務はミスとの闘いである。
    と、繰り返し言い続け、書き続け、寝言にまで。

    が、ほとんどの場合、その原因は内部にある。
    取引先の無理難題強要による不可抗力的な、、、なんてことは極めて少ない。
    ‘ 顕在現象 ’に外部要因が影響していることを否定しないが、過去から今に至るまでそれを放置し続け、修正や改変の行動を起こしていないのであれば、間違いなく内部体質の問題である。
    文頭にある「ミスとの闘い」は「自社体質との闘い」と言い換えるほうが解りいい。

  • 文明の利器+物流現場=関所通行料

    カテゴリ: 実態

    少し前のことになるが、RFID;いわゆる「ICタグ」の講習会に参加した。
    数年前から情報は得ているし、顧客から導入相談されたこともあった。
    ある程度は理解しているつもりなのだが、系統立てて基本から学んだことがない。
    というわけで、初心にかえって学んでみよう!
    と申し込んだのだ。

    「公的機関主催」の体で募集するが、実際は私企業の自社商材啓蒙と営業プレゼン。
    従ってタイヘン如才ない。無料でお茶まで出してくれる。
    参加費無料でお茶付き・・・なんか買わされる寄合に多いなぁ~、これって。
    とか思いながらセミナー開始。
    なんといっても企業の営業活動なのだから、中身は参加者にとても親身で愛想と揉み手が絶えない。
    デモ係のたどたどしい説明と現場事情の不勉強はご愛敬ながらも、アホみたいに冗長なプログラム以外は好感の持てる進行だった。

  • EC物流とそうじゃない業態の事情

    カテゴリ: 実態

    毎度思うのだが、EC専業会社の物流業務ほどシンプルで捌き易いものは無い。
    週頭や大型連休明けの出荷大波に対応することぐらいしか苦労は無い。
    その他、製造工場が廉かろう悪かろうな場合、入荷時検品が煩雑で、入荷予定数と実計上数の乖離にムラがあって、不要な手間とそのコスト請求が発生するぐらいのものではないか思う。
    従って、“腕のみせどころ”があんまりないので、やや物足りない。
    モチロン仕事のご依頼はとてもありがたいし、創業からさほどの年数を経ていないのに物流機能にこだわる経営者には「その企業の次のステージ」を期待してしまう。
    しかしながら、関与できる期間や深耕度が小さいため、淡いおつきあいになりがちである。

  • 日用便よりの使者

    カテゴリ: 実態

    報われる努力とそうでないものがある。
    物流関連では運賃契約交渉がその筆頭。
    世相評論ならそれで済むが、実業者とその利害関与者には忌々しき問題なのだ。
    今や個配料金の単価上昇は、業種業態によっては経営リスクになっていることも多い。

    言うまでも無く、個配業者との運賃交渉は、実際には交渉ではなくお願いである。
    顧客側が業者に平身低頭してすがるようにお願いする。
    そして何とか現状維持をご承認いただく。
    または最小値上げでご譲歩いただく。
    なんてことばかりなのだ。
    無抵抗だとドエライ金額を言ってくるので、一応かなり下から丁重にお話しする。
    一年分ぐらいの不本意と不愉快でできている愛想笑いを絶やさず、相手様のご機嫌を取りつつその場をやり過ごす。

著者プロフィール

主筆 T_NAG
大阪 泉州育ち。​
1988年 慶應義塾大学卒業。
しかし、ボンボンでもイケメンでもない。

失敗や挫折の数なら、世界規模の自慢大会に出ても結構いい線行くのでは?
と自画自虐しています。

映画と音楽と小説が大好き。
カメラは人生の伴侶みたいなもの。昔は車マニアでしたが、最近は楽にドライブできることが最重要。なので、燃費と快適性が車選びの基本に。

泥臭い努力型の典型なので、弁舌鋭いキレキレな遣り取り、とかは無理です。

【仕事の自慢】
「取引する企業は必ず業績が良くなる」
​何にも替えがたい喜びです。

【好きな言葉】
「粗にして野だが卑ではない」
​絶対に曲げることのない信条です。

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