物流よもやま話 Blog

  • 宅配とコミュニティ

    カテゴリ: 予測

    時間のある元気な高齢者が増えることで、昭和の時代には随所にあった「荷物預かり所」や「コインロッカー」の類似サービスが再増すること必至と感じる。
    ただし、預ける者と受け取る者が別人というところが、終わりを迎える平成と次の元号の時代を象徴している。
    個配全体というより宅配についての傾向としてであり、人口密集の都市部と過疎化が進む地方市区町村では、異なるサービスがそれぞれの実情にあわせて普及していくだろう。

    繰り返し記してきたとおり、個配のボリュームは増加の一途をたどる。
    人口減少しているから比例して漸減するという従量推移はあてはまらない。

  • 個配サービスの “ たとえばきっと ”

    カテゴリ: 予測

    個配便の今後について、自分なりの予想や仮想や夢想を記しておきたいと思っていた。
    物流リアルにも数社から「個配便の今後」に関連するいくつかの質問投稿をいただいており、丁度良い機会だった。
    独善的で偏向している部分も多々あるに違いないが、一個人の独り言として読んでいただければ幸甚である。

    巷で論じられているとおり、二極化は急速に進む。
    勝手な名称を付ければ「一方通行配送」と「相互通行配送」のような。
    ここでいう「通行」とは情報と行動である。

    1)配送情報と実配送を個配業者側が一方的に決定・通知・実行する。
    2)配送情報と実配送は購入者側が随意に決定する。(既存の仕組)

  • 送料無料と送料別途

    カテゴリ: 予測

    またこんなハナシで申し訳ない、と書出しからお詫びしてしまう。
    EC専業を中心とする個配便使用額の大きな企業からの問い合わせや相談が増える一方なので、どうしても頭の中をぐるぐる廻ってふわふわ漂う。

    5000円の商品を「送料無料」か「送料別途」とするかで逡巡している企業があるとする。
    その表記は粗利の一割以上を左右するので決断に迷う。
    値引きや上乗せは純利益の増減と同じ。経営直結の切実な問題であるし正解を確定できない。

  • 着払いと後払いと受取拒否

    カテゴリ: 予測

    配送の問題を書くたびになんとなく気分が重くなる。
    増税や憲法改正問題と同じように、文句を言おうが反論や批判の記事を書こうが、結局は抗いようがない要素があまりにも多いからだろう。

    国内物流は個配比率が上昇し続けている。ゆえにその市場の効率化のために、IT技術などをふんだんに活用した仕組の開発は進む一方である。
    現在当たり前のように存在する、掲題の「着払い」「後払い」「受取拒否」も近い将来にはなくなってしまうだろう。「代引き」についてはもはや説明するまでもない。
    正確には「なくなる」のではなく「形を変える」ということである。
    理由は単純明快。

    「コストが大きい上に、対面効率が不透明でモラルリスクが高い」

    である。

  • 明日の物流

    カテゴリ: 予測

    もはや日本ではデフレーションという言葉が意味をなさなくなっている。
    今後も物価の上昇はあり得ないだろう。
    実消費を無視したインフレ・ターゲットのゴリ押しは荒唐無稽。
    歴史を丁寧に読み、過去を蔑ろにしない謙虚さを持ち合わせているなら、先人達が辿った因果を踏まえて適応行動するのが当然である。

    低コストでも品質維持を貫く国内メーカーは、経済成熟国であり技術立国・品質意識の高い国民性に応えてきたし、それは国としての誇りである。
    生活関連の消費は「底」なのではなく、これが「普通」なのだ。
    それ以外の諸物価も横ばいか下げるのみが概ね。

  • 越境の地では

    カテゴリ: 予測

    今や越境ECは相当数の企業が実施もしくは構築中の状態であるが、その市場は中国に留まらず東南アジア諸国に拡大し続けている。
    中国市場については現地法人設立の高いハードルなどの問題があって、その大半は越境ECという選択肢に行きつかざるを得ない状況である。
    加えて中国政府の国策として、自国内消費拡大の大号令の下、国外決済は好ましくないという基調が明確に表れており、中国国民相手の越境商法の将来は現状暗いと言える。

著者プロフィール

主筆 T_NAG
大阪 泉州育ち。​
1988年 慶應義塾大学卒業。
しかし、ボンボンでもイケメンでもない。

失敗や挫折の数なら、世界規模の自慢大会に出ても結構いい線行くのでは?
と自画自虐しています。

映画と音楽と小説が大好き。
カメラは人生の伴侶みたいなもの。昔は車マニアでしたが、最近は楽にドライブできることが最重要。なので、燃費と快適性が車選びの基本に。

泥臭い努力型の典型なので、弁舌鋭いキレキレな遣り取り、とかは無理です。

【仕事の自慢】
「取引する企業は必ず業績が良くなる」
​何にも替えがたい喜びです。

【好きな言葉】
「粗にして野だが卑ではない」
​絶対に曲げることのない信条です。

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