物流よもやま話 Blog

  • 適宜と適時

    カテゴリ: 予測

    今後の物流機能に必要な言葉は「適宜」や「適時」に尽きる。
    その大前提となるのは、現在から近々までの顧客要望の推移を「正確に把握・分析・検証・予測・精度向上」というサイクルに取り込んでズレを防止する最適化手順の徹底である。
    サービスの抑揚や改廃を決定するにあたって、勘や根拠なき予感は厳禁。

  • あえての「一発勝負」で

    カテゴリ: 予測

    「誤出荷や在庫差異は絶対悪」への過度な傾倒やゼロ乞食病は得てしてWMS依存と同居している。WMSを不可欠なモノとする意識自体が不健全なのだということに気付くべきだ。
    関与先やその手のセミナーでよくするハナシなのだが「物流機能は潔癖で透明で澱みも濁りもミスも許されない」などという理屈自体が異常であるし、そんな会社は滑稽で奇妙。

  • 物流現場の稼働時間

    カテゴリ: 予測

    またもや倉庫の稼働時間のハナシであります。今まで何度も書いているので、もはや出涸らし感が強いのは承知しているが、まだ味も香りもしっかりしているはず。
    世の中の流れを観察していると、どう考えても「労働時間短縮」はなるべくしてなるハナシだとしか思えない。なぜなら今後は国内の仕事量が減るからだ。

  • ますます増える「メシなし・休憩なし」

    カテゴリ: 予測

    パートタイム契約の現場職は一日6時間労働が主流となりそう――労使双方が一定の合理性に納得できる労働体系、という評価が得られるからだ。

    まずは労働者側の視点。
    6時間通し労働には休憩や食事を挟む必要がない。ゆえに報酬を拘束時間で除してみれば、最大の時給効率が得られる。つまり拘束時間≒労働時間≒時給発生時間、となる。
    さらには週5日出勤し、週30時間労働を満たせば、俗にいうフルタイム労働の

  • なんとなくクリスマス

    カテゴリ: 予測

    店頭での購買依存度を下げたEC興隆の功罪については、後の時代の評価を待つばかりだが、少なくとも物流作法への影響は多大だった。
    個配手法のインフラ化は消費物流の根底を揺さぶり、今も振動は止まぬままである。
    物流が生活スタイルを変えていくのか、その逆なのかは拙者のような素人には分析不能だが、「適宜」「便利」というキーワードなしで消費と物流を語ることはできないと感じている。

  • このままだとメーカーの物流は

    カテゴリ: 予測

    世代によって使用する単語が違う、、、言い換えれば「単語や言い回しで年代がわかる」という傾向を実感することが多くなった。
    テレビ番組で出演者が遣う言葉だったり、若い方の書いたコラム記事や各種ニュースで用いられる表現などでも「ん?今の言葉は何じゃ」と引っ掛かってしまうことが増えた。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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