物流よもやま話 Blog

  • 倉庫の「あやかし」と「まやかし」

    カテゴリ: 本質

    原因不明。
    物流現場で頻繁に出る言葉である。
    「うーん、、、」と皆で唸ったり、無言で首を傾げたり、毎度のことなのでスルーしたり。
    パート従業員や現場担当社員から報告を受けた管理者までが「うーん、、、」ということも珍しくはない。むしろ、トラブル時に発する社員や管理責任者の言葉ランキング上位に食い込みそうである。

    原因のない結果は存在しない。
    ということぐらいは誰でもわかっている。
    誤入荷・在庫差異・誤出荷・データ処理ミスなどの現場で起こる事件・事故・事態・事情・事実。その原因のほぼすべてがヒューマンエラーであることも全員が知っている。なのになぜ唸ったり、黙り込んだり、見て見ぬ・聞いて聞かぬふりをするのか?

  • 「情熱と冷徹」対岸の二人

    カテゴリ: 本質

    倉庫内作業において、入荷がすべての始点でありその後の業務品質を左右する要所である。
    したがって入荷作業にはその企業の幾つかの本質が反映される。
    なぜなら、入荷品がその後の企業収益を生み出す源となるからである。
    「利は元にあり」と仕入れた商品の確認と検分がその作業に委ねられる。
    つまり、その第一関門こそ利益提供者である顧客への向き合い方の序章となるのだろう。

    たくさんの入荷現場を視てきた。
    そのなかでも二人の担当者が印象的で、記憶から消えない。
    今でも惚れ惚れするような仕事捌きを鮮明に思い出す。
    その二名の担当現場はともにアパレルECということのみ記す。

  • 「在庫≠商品」魔法の舞台と究極の引算

    カテゴリ: 本質

    倉庫にある在庫品と店頭で販売している同一品を瞬時に合致できないことがよくある。
    あまりにも違いすぎる、というのが言い訳の常となっている。
    言葉は悪いが、庫内で「仮死」みたいになっているモノと、展示されている「躍動」にあふれる商品はまるで別物に見えてしまう。
    「お家のパパ」と「会社のパパ」はちょっと違う、のと同じなのだろう。

    物流屋みたいな裏方・縁の下・黒子の商売は、舞台準備や撤収や幕間に汗をかく。
    従って、照明輝く華やかな舞台を観客が前のめりで観入る時間には立ち会えない。
    物販の現場とは、まさに荷主にとっての「舞台」であり、来客を最高の状態で迎える。
    売り場には魔法の仕掛けがあって、倉庫に眠っていた「在庫」が「商品」に変貌する。
    私が極端にドンくさいからなのだが、売り場を訪問したり展示会に出席して商品を見るたび、内心「おぉ~」と感嘆しているのだ。

  • 入出荷ミスと在庫差異と「たかが・されど」

    カテゴリ: 本質

    その経営者は「入荷ミスも誤出荷も在庫差異もゼロにこだわる必要はない」と断言した。
    物流屋の理屈を理解はしても認めず、顧客へのサービスは頻繁な新商品入荷と低価格が唯一無二という自身の信条を曲げず、自社の物流に高品質などという言葉は不要と断言していた。
    小売業ゆえ毎日店舗で品物が出てゆく。
    売り切れになるなら有難いが、現実には売り切りを強いている毎日なのだとか。
    売り切りの場合、手段は唯一「見切・値引」しかない。
    しかし売れ切ったことなど皆無だし、毎夜「明日こそは」と唇をかむのだと言う。
    日々換金作業をしている、と苦笑いしつつも、それこそが資金繰りに詰まらず、潤沢な手持現金で仕入や出店の機を逃がさないコツなのだと胸を張っていた。

  • 多拠点物流の理由と矛盾と含み益

    カテゴリ: 本質

    国内物流において、多拠点は「悪」である。
    最大限に譲歩しても、無検証のまま放置された「必要悪」としか評価できない。
    この狭い国土内での物流に関しては百害あって一利もない。
    そうせざるを得ない理由の説明や経緯はたくさん聴いてきた。
    ほとんどの企業の似たような内容の話を。

    現状を疑わない企業。
    疑ってはいるが、方策が浮かばない企業。
    方策は出ているが、意思決定できない企業。
    意思決定しているが、実行できない企業。

  • 平凡なヒアリングと満点の回答

    カテゴリ: 本質

    「困っていることは何ですか?」
    「どうなればよいのですか?」

    この二言は営業ヒアリングの基本である。
    物流に限らずどの業界でも使うし、これを訊かない初動はあり得ない。
    私も数え切れぬほど使ってきたし、今後も同じである。
    もはや無意識に用いている。
    初見の挨拶が済んで、ちょっとしたハナシのマクラが終わったら、自然に口から出てしまう。

    ヒアリング時のパターンにはいくつかある。
    中でも一番厄介なのは、以下のようなタイプだと思う。

著者プロフィール

主筆 T_NAG
大阪 泉州育ち。​
1988年 慶應義塾大学卒業。
しかし、ボンボンでもイケメンでもない。

失敗や挫折の数なら、世界規模の自慢大会に出ても結構いい線行くのでは?
と自画自虐しています。

映画と音楽と小説が大好き。
カメラは人生の伴侶みたいなもの。昔は車マニアでしたが、最近は楽にドライブできることが最重要。なので、燃費と快適性が車選びの基本に。

泥臭い努力型の典型なので、弁舌鋭いキレキレな遣り取り、とかは無理です。

【仕事の自慢】
「取引する企業は必ず業績が良くなる」
​何にも替えがたい喜びです。

【好きな言葉】
「粗にして野だが卑ではない」
​絶対に曲げることのない信条です。

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