物流よもやま話 Blog

  • ひとはしろいしがきほり

    カテゴリ: 経営

    先月初旬だったか、「ユニクロがすげぇことを始めた」と知り、内容を確認してみた。
    確かにすごい。TOYOTAのアパレル版をやろうとしていると感じた。
    しかしながら物流業務全容からトリミングされているので、切り落とされた残りの部分が気になった。
    「すげぇこと」と「今までどおりのこと」の業務連動や庫内同居に支障が出るのではないか?という外野の老婆心みたいなものである。
    巨大メーカーのような一方通行物流なら完結可能だと思うが、国内外で多数の実店舗とECを運営するアパレルSPAなら不可避の、二次派生業務はどう処理しているのか気になった。

  • 差押えと差控えの修羅場

    カテゴリ: 経営

    物流の仕事をしていると、避けて通れない出来事の一つに企業の経営破綻がある。
    完全な破綻もしくは破綻処理に差し掛かった時点で、在庫保管場所の倉庫にも作用が及ぶ。
    平たく言えば、荷主が破産手続きを開始したり、債務不履行で債権者から仮差押え手続きをとられたり、、、である。

    荷主企業が自社倉庫運営ならば、在庫に係る債権債務の処理はその関与者だけで進むのだが、外部委託倉庫を利用している場合、少し事情が違ってくる。
    営業倉庫登録している倉庫業者相手なら、「取分とその順番」に関しては債権者側の弁護士も破産管財人もぜーんぶ勝てない。
    債務者である荷主企業に倉庫への支払遅延や滞納がある場合、何人であろうがその荷物を一個たりとも動かすことはできない。
    営業倉庫には留置権と先取特権が認められているからなのだ。

  • 物流の宿命「永遠に目指す標高ゼロの山頂」

    カテゴリ: 経営

    企業内には様々な業務がある。
    一般的な区分けとは別に、その企業固有の ‘ ルール ’ や ‘ コード ’ が存在する。
    競争や駆け引きの中で、必ずしも白か黒かという区分けや明瞭さを尊ぶことはできない。
    不透明さや視えにくさも、時として必要な選択肢になるのだろう。

    しかし、あらゆる企業で物流と経理だけは装飾や折合があってはならない部門である。
    他部門のように一定の不可欠な「灰色」の存在は、経理と物流には禁忌である。
    会社がおかしくなってしまうから、に他ならない。
    企業内のお金に関わるモノは、経営側から透明に見通せなければならない。
    経理は入出金の実態を一切の恣意を排して綴らなければならないし、物流は入出荷と在庫の実数を常に把握・記録し続けなければならない。

  • 必ずできる!「企業独自の物流設計」

    カテゴリ: 経営

    業態という言葉を無意識に口に出してしまう。
    しかし物流の業務設計や実務やOJTではまったく意識しなくなっている。
    玄人ならアタリマエのことである。

    物流の根幹にある「理由」は消費に他ならない。
    消費動向が全てを決定する。

    売れると信じるから造るのである。だから倉庫に入荷する。
    売れると信じるから置くのである。だから倉庫から出荷した。

  • 物流現場にも「創業の精神」を

    カテゴリ: 経営

    物流関連の業界紙や専門誌、専門書というやつを殆ど読まない。
    その理由に全く悪意はないし偏見もない。
    ただ単に「ピンとこない」からである。
    自身が関わってきた荷主企業との遣り取りの根本や本質に合致する内容が非常に少ない。
    なので、実感を持って読めないから、、、が理由である。
    書いてあることにケチつけるつもりなど毛頭無いので悪しからず付け加えておく。
    それどころか物流のようなマイナー業界で、工夫や苦労を重ねながら続けていることに敬意と支持を表したい。

  • 許容限界と解決方法

    カテゴリ: 経営

    企業内の物流部門は名実ともに川下に置かれ、その立場はとても弱い。

    というケースばかりではない。
    社内的には ’ 専横 ‘ と陰口を叩かれるほど、自部門至上主義を貫いていたり。
    「ここだけの話です」と小声で首を傾げる仕入や営業部門の担当者の顔が何人も浮かぶ。
    “ 建前としては完全内製 ” の自社物流では珍しくない現象である。

    物流部門の独立性と現場の業務品質維持を重んじるあまり、社内ルールを盾に杓子定規になりすぎることがある。
    いわゆる“優良企業”に多い。
    自社物流が内部のいくつかの付帯業務や突発的なイレギュラー、緊急対応の検品や加工処理を受け付けないことが相当数あるというのだ。
    通常業務や優先順位の高いスポット業務をつつがなくこなすため、現場で想定しているキャパシティの上限に達したため、という理由らしい。
    経営層の耳にはまったく届かないし、部門責任者間でも、愚痴や苦笑で済ませてしまうので、さほど問題にならないのだとか。
    担当レベルではイライラ・モヤモヤが絶えない、と数多く聞いてきたけれど。

著者プロフィール

主筆 T_NAG
大阪 泉州育ち。​
1988年 慶應義塾大学卒業。
しかし、ボンボンでもイケメンでもない。

失敗や挫折の数なら、世界規模の自慢大会に出ても結構いい線行くのでは?
と自画自虐しています。

映画と音楽と小説が大好き。
カメラは人生の伴侶みたいなもの。昔は車マニアでしたが、最近は楽にドライブできることが最重要。なので、燃費と快適性が車選びの基本に。

泥臭い努力型の典型なので、弁舌鋭いキレキレな遣り取り、とかは無理です。

【仕事の自慢】
「取引する企業は必ず業績が良くなる」
​何にも替えがたい喜びです。

【好きな言葉】
「粗にして野だが卑ではない」
​絶対に曲げることのない信条です。

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