物流よもやま話 Blog

  • 自社物流の存在価値(後編)

    カテゴリ: 経営

    業種や規模を問わず、現状が「完全内製」「内製+委託」「完全外部委託」のいずれであっても、自社の物流業務の原価設計と事業価値の試算は必ずおこなってほしい。
    なぜならいかなる物流態様であっても、自社の物流業務の原価はひとつしかないからだ。試算すらしないまま利益管理や事業推進しているのだとしたら、それが何を意味しているのか考えていただきたい。

  • 自社物流の存在価値(前編)

    カテゴリ: 経営

    順序としてはその原因が生まれる場所を突き止めて処置せねばならない。
    「原因と結果は同時に生まれる」という言葉を久々に書いたような気がするが、物流業務の本質は因果具時の四文字で言い表せるというのが大昔からの持論である。
    なので、単純なルール無視が招いたミスでなければ、結果や現象が出現した場所につながる矢印の対極に原因が生まれる場所が存在しているはずだ。

  • 棚卸に澪標

    カテゴリ: 経営

    もう年度末。
    ということは多くの企業が棚卸を行わねばならない。
    皆が皆てんやわんやでわちゃわちゃに、とは限らないが、RFIDや重量センサーなどが未装備であろう多くの倉庫拠点では、混乱なくとも混雑繁忙の月末になる。
    大昔から半期に一度の社内行事的オツトメと認識されているのが一般的らしく、他部署からの応援を募って乗り切るのが物流部の恒例なのだ…という企業はまだ多い。

  • 自動物流道路<リニアカーゴ

    カテゴリ: 経営

    リニアモーターカーを貨物利用するなら、内装や設備面で旅客よりも制限やコストが少なく済むのでは、という素人考えなども浮かぶ。
    開業時には時速500㎞超から始まり、ゆくゆく700㎞ぐらいまで上げる、というドエライ高速移動が人体に及ぼす影響への不安なども無用になる。基本設計は無人運行なのだから当然であるし、夜間走行についてまとう騒音問題が新幹線に比して激減するという利点は魅力だ。

  • 十人十色な「数字の読み方」

    カテゴリ: 経営

    ある程度の場数を踏んだ物流屋ならば、業種業態と売上および利益率と客単価など数項目の概数を聴けば、速算で必要な床面積と必要人員数が出せるはずだ。ということは物流コストも「なんとなくこれぐらいの幅に収まるだろうなぁ」と浮かんでいるはずで、その数値は詳細なヒアリングの後各作業項目に単価を設定して算出した数値とたいして誤差はないと思う。

  • たとえば退職自衛官と会ってみるとか

    カテゴリ: 経営

    鬼のような速度と馬力でピッキングなどすれば、「おぉ~」と驚愕まじりの称賛を得られること間違いないし、コンテナのデバンニング時にはおそらくきっと英雄扱いされるだろう。
    私の関与する現場での実話だが、社会人運動部の面々が物流現場で業務に就くと、その体力に物言わせる処理能力に驚愕し称賛する言葉が数多く与えられる。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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