
まずは以下の「ガムテープとは」をご一読願う。
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【Wikipedia】
ガムテープはトーマス・エジソンが発明した。
日本では1923年にアメリカから製造機械と原料が輸入されて製造が始まっている。
【AIの要約】
本来ガムテープとは、
「水をつけることで粘着力が出る」
梱包用テープ(ガムドテープ)のことです。
現在日本では段ボールの梱包に使われる茶色の粘着テープ全般を指す言葉として広く使われています。私たちが普段「ガムテープ」と呼んでいるものには、主に以下の3種類があります。
1. クラフトテープ(紙製)
最も一般的で安価なタイプ。
〈特徴〉
表面がラミネート加工されており、水や汚れに強い。
一方で重ね貼りができず、表面に油性ペンで文字を書くのも難しい。
〈用途〉
比較的軽い荷物の梱包に適している。
2. 布テープ
布(スフモス)を基材にした丈夫なテープ。
〈特徴〉
粘着力が強く、手でまっすぐ簡単に切れるのが最大のメリット。
重ね貼りや、表面への書き込みも可能。
〈用途〉
重い荷物の梱包や、補修、結束など幅広く使われる。
3. OPPテープ(透明)
ポリプロピレンを素材とした透明なテープ。
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“ん?エジソン、、、へぇ~”
とつぶやいてしまったワタクシだったが、読者諸氏はいかがだろうか。
どうしてガムテープのことを調べたのかというと、
「ガムテープは永らく唯一無二のまま庫内で絶対的立場ではないか」
「自動化やデジタル化の波などどこ吹く風ともいえる威容はアッパレ」
「廉価有用・不変継続という点で、ガムテープは間違いなく最高評価」
なんてことを、先日ふと思ったからだった。
何の脈絡もなく「ふと思う」のはワタクシの持ち味であります。
過去に何度か梱包材や充填材についてのあれこれを書いているが、最後の仕上げのマストアイテムとして君臨するガムテープ殿の仔細には触れた覚えがないことに気付いた。
いまや存在を透明化するがごとく揺ぎ無い立場となっているガムテープ殿よ。
はたして貴殿が「もう無用じゃ」と消え去ってしまう日がやってくるのだろうか?――なんてことを関与先の現場の梱包ラインでつぶやいた、、、というわけではない。
しかしながら庫内の空気や照明や床壁天井と同じく「在ってアタリマエ」とされているガムテープ殿が肩たたきされる日が来るとしたら、それはどんな状況となった時なのか。
ガムテープ王国の牙城を崩すには、まずは段ボールを攻略する必要がある。
次は紙袋類全般もやっつけねばならないだろう。
(蔵中半兵衛と呼ばれたワタクシに限らず、誰でもこれぐらいは思いつくはず)
つまり、
「ガムテープを壊滅させたいなら、段ボールや紙袋類を絶滅させなばならない」
というのが現状である。
もちろん包材加工でテープレスは可能だが、はたしてコスト面で許容できるのか?
と問われたなら、試算を待たずして弱々しく首を横に振ることになるだろう。
エジソンの発明品は枚挙にいとまないほどに数多あるが、ガムテープ殿が取りざたされることは極めて少ない。派手さや華やかさはないが、人間の営みのあらゆる場面で静かに鎮座しているガムテープ殿は、実はものすごい発明品ではないのかと思うワタクシなのだ。
発明したエジソンだけでなく、そのオリジナルをさらに進化させて廉価かつ便利に製品化したメーカー各社には頭が下がる。アタリマエのように職場や家庭に在って、だれもが無意識のままに常備常用している日用品・業務必需品は貴い。
一見すれば長く変わらぬように見える品ほど用心して観察しなければならない――それは技術改新におけるイロハのイだが、中でもガムテープ殿はお手本の典型といえよう。
凡庸のお手本のようなワタクシは、製品流通の商習慣や大多数の荷姿、保管や出荷や返品などの物流諸事、代替包材もしくは通函普及の困難さなどを指折り数える途中で、
「いろいろ考えてみたが、当面はガムテープ殿の地位は安泰」
と考察をやめてしまう。
はたして読者諸氏はいかがお考えになるだろう。
「こうすりゃ段ボールやガムテープの世話にならずとも大丈夫なのじゃ」
という発案などあれば、是非お知らせいただきたい。
エジソンもびっくりするような着眼と発想を待っております。
ハナシのネタではなく本気で期待しているのです。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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