
今回は物流がらみの内容は皆無です。
年に何度かある虚無稿ですので、悪しからず読前確認のほどを。
春先はややこしいハナシが多いうえに体調もよろしくなくなる。
不調の主因は花粉と黄砂と年度末と新年度であるが、いずれも不可抗力なので黙して耐え忍ぶしかない。そのうえに体重が増え続けており、非常に不快である。
節制や我慢が苦手なので自業自得であることは自覚している。
愚痴で始めてしまった、、、こうなったら最後までブツブツ・うだうだ・うらみつらみと人の悪口だけで通したろか――と本気で考えたのだが、何とか踏みとどまった次第だ。
かように春先は何かとややこしい。
で、気を取り直して思いついたのが掲題。
一応断わっておくが犯罪絡みのハナシではない。
くれぐれも誤解無用願うが自慢バナシでもない。
本人的にはあかんたれの恥ずかしい独白に近い。
過去に新聞掲載されたのは、下記二種類の記事である。
1.高校時代の競技記録で何度か。
2.勤め人時代と独立後にトピックスや特集記事として何度か。
1.について
高校時代は、
「自発的に50mほど全速力で走り砂場に跳び込んだあげくに砂まみれになる」
という競技をしていた。
インターハイや記念大会などで3位以内に入賞すると新聞の大会記事に名が載る。
数時間前に自分で朝刊を配達した(当時の家業は新聞販売店)にもかかわらず登校してから、
「今朝のシンブンに載ってたな」とクラスメートから教えてもらうのが常だった。
そもそもが、小さな記事の末尾に名前と校名と記録数字のみ記されている極小掲載なので、新聞に載った感はないに等しい。
そのうえに幼少時から記録や順位それにまつわる表彰事には関心がないので、毎度他人事のように「ん?あ、そう、、、」で終わりである。
表彰状も筒に入ったまま部屋の隅に置いてあるだけで、嵩んでくるとまとめて処分、、、というのがお決まりだった。
失礼かつ不謹慎極まりないが、頂いた表彰状の過半は覚えていない。
何を忘れているかがわからん、というスットコドッコイである。
その行動パターンは今に至るまでまったく変わらず、生活に必要な資格証以外の賞状や書面類や記念品類は全部廃棄してしまう。
吟味せず何でも捨ててしまうのでたまにエライ目に遭う。
私の競技履歴には「ものすごい記録」「大きな競技会での優勝」「血の滲むような努力が実った」という要素が皆無なので「まぁまぁよい」ぐらいの中途半端な中身が居並ぶ。
必死に練習したり試合でドキドキしたり悔し涙を流したりした記憶がないのだから、結果も相応でしかないのはアタリマエのハナシだとヘンな納得がずーっと在る。
それは勉学についても同じ。授業中はひたすらにテストや受験にまったく無関係で無意味な本ばかり読んでいた。おそらくきっと高校三年間で勉強した時間はほぼゼロだったと思う。
クラブ活動でもぜんぜん練習しないし、勉学はまったくの手つかず。
つまりいちいちがいい加減で適当なだらしない高校生だった。
記録を生み出す身体能力にしても、幼少時から新聞配達で団地の階段を毎日上り下りするうちに足腰が強くなって、意図せぬままに走力と跳躍力が発達したに過ぎない。
単に新聞配達の副産物でしかなく、他の選手のように努力や研鑽の成果ではない。
誤解なきよう書き添えておくが、こういう話をすると謙遜や美談と受け止める方々がいるようだが、それは大間違いである。
新聞配達も帰宅後のチラシ綴じ作業も嫌で嫌で仕方なかった。
家業ゆえいたしかたなく手伝っていただけで、家計に余裕ができたらすぐに抜けたいと胸中念じてばかりいた。つまり不本意押し殺してやっていたわけなので、他人様がイメージするような勤労少年的健気さや勤勉さにはほど遠かったことを付記しておく。
そういういくつかの事実を謙虚にまじめにふり返ってしまうと、
「なんというダメな奴なのだ」
と自責と自己嫌悪のあまり周囲に八つ当たりしてしまうのでたいへん危険なのだ。
したがって自省しないことにしている。
「人間あんまり謙虚になりすぎると不幸になりまっせ」
というじゃりン子チエのおバァはんの至言を座右の銘にしている次第だ。
2.について
掲載媒体のほとんどが日経新聞だったと記憶している。
社長室やら経営企画で特任業務や広報を担当していたため、メディアとのかかわりが多かった。それゆえ記者とのやり取りも密で頻繁、記事掲載されやすい立場だったはず。
つまり私自身の能力や実績に因るばかりではなかったことを先にお断りしておく。
というより役職に求められる業務として不可避だった、、、が実態だったような気がする。
日経本誌よりも日経流通(現在の日経MJ)の掲載が圧倒的に多かった。
週1回・3ヵ月間ぐらいの特集掲載などもあって、そこそこの反響が公私ともにあったと記憶している。しかしながら掲載紙など保管しているはずもなく、わざわざアーカイブ探して中身確認する手間など論外なので、詳細についてはもはやおぼろであやしい。再読したいとも思わないし、今読み返したら、こっぱずかしいことこの上ないに決まっている。
ほぼ間違いなく思ってもいない謙虚真摯バナシやテキトーなことをほざいているはずなので、恥ずしいというより「やべぇ」という事実の発覚を避けたいだけかもしれない。
そういえば経済誌やらビジネス誌にも何度か載ったはずだが、今となっては他人事のようにしか感じない。予定調和三昧のインタビュー記事や絵空事に近いビジネスモデルの解説など実につまらないし、その手の雑誌や編集会社の人々との会話は苦痛でしかなかった。
自分とは価値観や倫理観が大きく異なる相手との交わりは我慢と忍耐の時間だった。
露出嫌いは独立した後も同様だったので、宣伝のためと割り切りつつも、実家の新聞配達同様に事業収支が楽になったら即刻止めたいと思っていた。
講演やイベントのパネラーは出好き気質であってこそ出来もよくなるというもの。
私のような密室ガチンコ型の不器用者は不向きであるし不出来になりがちだ。
ただし社外秘の部門会議などに同席させていただいた日にゃあ、そこそこの仕事をする。
――と自負しているが、「二度と来るな」と怒られる可能性もゼロとは言えん。
なんてことを書いているうちにずいぶんと文字数が増えてしまった。
こんなハナシで恐縮至極ではなるが、今回これにて。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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