物流よもやま話 Blog

本当にすっかり忘れているのです

カテゴリ: 本質

先月のハナシだが、またもやスットコドッコイな受け答えをやらかしてしまった。
とある物流改善にまつわる一連の遣り取りを聞いて、「実に的確で素晴らしい意見です。いやはや目からうろこが落ちるような内容ですね」と素直に感動しつつ返した。
それを聞いた相手は「・・・あの、その、これは永田さんの書かれたコラムをそのまま転用しただけです」と思いっきり困惑しつつも、最後は苦笑まじりに返答していた。
またもや「やらかしてしまった」回数が更新された瞬間だった。

というようなハナシは決して珍しいことではない。
そのたびに顔が真っ赤になったり、次の言葉に詰まったり、追い詰められて逆切れ気味に「私はそんなことは書いていない」と言い逃れしたり、、、実に見苦しく不細工だ。
さらには、調べ物を検索している最中に「あったあった、これがど真ん中の内容ではなかろうか、、しめしめ」などと当該検索項目をクリックしてみたら、自分が寄稿したコラムだったりすることは月に何度かある。
めったやたらに書き散らかしているから、こういう憂き目に遭うのだ、、、と反省してみるものの、今となってはもはやどうしようもない。
なので、「発言や記述の前には一度立ち止まって考えるようにする」――という標語を大きな字で書いたり声に出して復唱したりして自戒すること数知れず。
おそらく今回もこれを書き終えたら、ものの見事に記憶から抜け落ちてしまうのだろう。
性根の問題なので、ずっと変わらないような気がする。

本稿を書くきっかけとなった冒頭の遣り取りは、下記の掲載稿にある内容のいくつかが元ネタとなっている。

自前物流とは?

確かに書いた記憶があるが、内容的には関与先や講演であれこれと組み合わせや順番を変えつつ日常会話的に口にしている中身ばかりだ。
なのに改めて他者から聞かされたり問われたりすると、「それはワシのネタやないかいっ!」とツッコミ入れる前に、まるで他人事のように聴き入ってしまう自分がいるのだ。
そのあたりの心理的な微妙さはよくわからない。
似たような感覚や経験をお持ちの方がいらっしゃれば心強い限りだ。言い訳や強がりは独りよりも多勢でするほうが威力がある。

というような毎度ばかばかしいハナシを一席、、、という今回でありました。
今週から来週末までバタバタの毎日が続く。
早くこいこいゴールデンウィーク。
でも真夏のような気候は勘弁願う。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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