物流よもやま話 Blog

あと3年で悪役になって、、、

カテゴリ: 予測

先日ひさびさに『The Terminator』を観た。

大ヒット作でありSF愛好者の中では不朽の名作と謳われて久しい作品。
なので細かい説明は不要かと思うが、今回改めて鑑賞する中で印象的だったのは、1984年と1997年そして2029年という三つの年次の舞台設定だ。
続編『The Terminator2』をご覧になった方はご承知のとおり、舞台は1984年の現代。
1997年に核爆弾で世界が滅んだあとの2029年からやってきた、、、がハナシの筋である。

映画が始まってすぐに、
「ん?2029年の世界って」
と苦笑まじりにつぶやいたのは、今が2026年だからだ。
(二度目の鑑賞だったが、ハナシの設定年次をすっかり忘れていた)
公開直後の1985年に観た際には2029年がはるか先の未来と感じていたゆえに、ファンタジーの設定に無防備に身をゆだねられたので違和感をあまり感じなかったのだろう。

蛇足だが、現在・過去・未来の因果を描いたタイムワープものは数多いが、いずれも『Planet of the Apes』から派生したとしか思えぬ、、、のがワタクシ的考察である。
したがって以降に制作されたその類の映画を観ても斬新さを感じることはない。
以前どこかで書いたが、やっとたどり着いた未知の惑星の海岸で朽ちた自由の女神を目にしたテーラーが絶望した後、荒廃した大地にナウシカという少女が現れて、、、
のように、数多あるSF作品の源流には猿が支配する惑星の物語があるのだと思っている。

ハナシをもとに戻す。

ターミネーターを観始めて、すぐに思ったのが、
2029年って、、ワシはまだ、、、たぶん生きていそうじゃ。
その頃の物流業界はどのような景色になっているのだろうか?
そしてワシは何をやっとるのだろうか?
だった。

どうやらあと三年ぐらいでは猿の奴隷としてピッキングしたり配送したり、AIが支配する世界で機械に追いかけまわされたあげくに駆除されたり、、、は、たぶんなさそうである。
じゃあ、どーなっているのだろうか?
と考え始めたが、予言屋や占い屋みたいに巧いことハナシを創れそうもない。

未来を想う時、まず最初に浮かぶのは今晩に食いたいもの。
というのがワタクシの限界らしい。

2029年になったら、、、きっぱりすっぱり引退したい。
という内心の決意も最近では怪しくなってきた。
「2034年ぐらいまでは働きたいなぁ」と思うようになりつつある。
先輩方の引退後の暮らしを見聞きすると、従前の業界の別なく完全に無職という人は少ない。雇用形態はさまざまながらも、なんらかの労働に勤しんでいる方がほとんどだ。
そして、
「無縁だった仕事に時給分だけの責任と権利で携われることが楽しく嬉しい」
というような感想を口にする方々が多いと聞く。
なんとなく共感できるし、それは読者諸氏も同じではないかと思う。
今後もこの手のハナシは尽きぬだろう、、、というか、そのうちヒトゴトではなくなるのだ。

ん?まてよ、、、
そういうオバチャンやオッチャンが増えるということは、物流現場とくに倉庫内作業などでのちょいジジやちょいババの比率が増えることになりはしないか、、、なるに違いない。

ということは、ワタクシは現職引退後も異業界に鞍替えせずともよい。(してもよい)
ということは、どっかの現場で軽作業を黙々とこなすことになる。(しなくてもよい)
ということは、AI支配の自動倉庫や自律型機械はワタクシの数年後の職場を奪うのでは。
ということは、そうなるまえに過去にワープして、AIや自動マテハンの開発を阻止せねば。
ということは、実はワタクシこそがターミネーターになるのではないか。
ということは、それってやっぱり悪役なのか?だったら他業界に行こうかなぁ。

悪役かぁ、、、それならそれでよいが、もうちょっと格好よく造形してほしいもんである。
シュワちゃんみたいな外見は嫌なのじゃ。
中身は超合金の機械でよいので、外側はイーサン・ハントにしてくれんもんかなぁ~。

あっ、最近のジーサン・ハントではなく、ゴーストプロトコルぐらいまでのニーサン・ハントでたのんまっさ。それから休暇中に命綱なしのフリークライミングなんか絶対しないので、アホみたく高いところでヘリからミッションを投下するような演出は止めておくんなまし。
(命綱の有無が問題ではなく、高所と水中は断固御免である。だいたいやねぇ、あの高い絶壁から素手でどーやって下りてん?考えるだけでお尻がキュッとなる)

「もう夏なのか?」
とうんざりしつつ、ワタクシのターミネーター妄想はややこしくなってゆくのだった。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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