
個人消費の停滞が案じられる昨今だが、疫病の流行が止まりをみせぬままでは回復に遠い。
飲食や観光のみならず消費財や日用品にしても、一時の巣ごもり買いが落ち着けば、コロナ禍以前の数年前から続いていた冷え込みの実態が再び赤裸々になるだけだ。
いやはや本格的に寒くなってきた。
特に今週は朝の冷え込みが厳しくなって、場所によっては氷点下かその間際まで気温が下がっているようだ。この分だと路面凍結や濃霧による視界不良が事故につながることも多くなるので、走行時間帯やルートの調整が可能ならば、是非とも工夫してほしいと願う。
今やスマートフォンにインストールした各種アプリを日常生活の利便に用いている方は多いと思う。不肖ワタクシもいくつかのアプリで決済したり、各種会員サービスを受けている。
割引やポイント還元などがてんこ盛りに用意されていて、提供者の意図のままに連鎖購買や期間優待の誘いに肩まで浸かっている状態だ。
承前というわけではないのだけれど、最近頻繁に見聞きするハナシに関して書いてみたい。
それは「電気を作るコスト」についての比較データであり、メディアによっては点数評価や順位をふっていたりもする。
テレワーク主流のまま平日は五輪をテレビ観戦、週末は行楽地というパターンが世間では多いのだとか。そのせいか、まるで国内全体が夏季休暇期間であるかのような空気が流れている。
私の場合、強烈な熱暑の日中は屋外での行動を最小限にとどめ、近場での用足し以外は弱めのクーラーをかけて部屋でテレワークして過ごすようにしている。
先週末に熱海で発生した土石流による災害は、未だ収拾に程遠い状態のままだ。
被災者の安否とその近親縁者の方々の胸中を想うと、やるせなく辛い。
そして自身の携わる業界にとっても、今一度の点検や確認を徹底しなければならないと強く感じている。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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