物流よもやま話 Blog

  • 平凡なヒアリングと満点の回答

    カテゴリ: 本質

    「困っていることは何ですか?」
    「どうなればよいのですか?」

    この二言は営業ヒアリングの基本。
    物流に限らずどの業界でも使うし、これを訊かない初動はあり得ない。
    私も数え切れぬほど使ってきたし、今後も同じだと思う。

  • 並列と直列

    カテゴリ: 本質

    営業倉庫を運営する大多数の物流会社の業務フローは並列化されている。
    顧客別にフローが存在し、一見すれば受託業務内容別に設えたようだ。
    しかし各業務フローを重ねてみれば、大部分が一致するはず。
    重ならないように見える部分の大半はちょっとした加工で統一もしくは二分できる。
    検証する場合にはチャート化して重ねてやれば一目瞭然になる。

  • ゼ ロ

    カテゴリ: 本質

    ゼロ環境という私造語をよく用いる。
    机に向かって熟考の末にひねり出したわけではなく、提案書向けに作ったのでもなく、講演などの原稿に記したものでもない。
    いつの間にか自身の中に根付いてしまった言葉で、私の物流観の基本となっている。

    始業時と終業時の現場状態に違和感がないこと。
    できればほぼ違いがわからないぐらいであること。
    業務中に管理者が現場巡回したとき違和感がないこと。
    つまり、管理者が想定している作業状況や進捗がなされていること。

  • どうダメなのか?

    カテゴリ: 本質

    どの会社でも出荷は気忙しい。
    日によっては体も忙しい。
    現場は火事場鉄火場修羅場になったりする。
    そうならないように各社工夫努力を絶やさないが、決してゼロにはならない。
    注文者への納品は最優先業務。
    しかもその営業活動の仕上げ。
    終わりよくなければ全てよくない。

    大波の到来はどこの誰が受けても、時間や処理能力という制限がある限り、タイヘンな状況になる。追い込まれて苦しいし、ミスや未出荷の恐怖から現場管理者は切羽詰る。

    まぁ、、、しかし、、、それはそれでいいのではないだろうか

  • なんとなく

    カテゴリ: 本質

    物流コンサルの会社はたくさんある。
    ペン(今はPCか)と口だけで勝負している会社もあれば、3PLであったり、倉庫会社がサービス拡張して、システム開発まで手がけていたり。
    各社それぞれにメニューが凝っていて、「できる。デキル。出来る」「実績・信用・歴史」
    などのような、誠意と熱意と規模と顧客羅列による連想訴求と商売してきた年月と。

  • 通 柱

    カテゴリ: 本質

    見積提出の前に契約の内諾を頂いたことが何度かあった。
    一般的には、ヒアリングおよび現場確認 → 業務提案と見積書提出 → 両社による内容確認 → 内容の修正 → 契約、となるのだが、稀にヒアリング時に遣り取りしていて、いきなり「お任せしたいと思っています」なんていうトップがいる。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

最近の記事

アーカイブ

カテゴリ

お問い合わせ Contact

ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム