
いまやテレビ視聴ができる自動車もずいぶん増えてきた。それはトラックでも同様なので、ドライバー諸氏は休憩場所などでオリンピックが楽しめる。
走行中も音声だけなら問題ないだろうし、仕事中であっても誰にはばかることなくリアルタイムでの実況が聴けるのは職種ゆえの役得というものだろう。
仕事量が減った物流施設では人員整理が活発化し、雇用形態にかかわらず雇用調整や勤務時間短縮による所得減少が目に付いた。かたやで雇用調整金を活用して乗り切った事業者も多かったはずで、あの資金がなければ倒産や廃業の数は数倍になっていただろう。最低限の人員確保ができたおかげで、疫禍収束とともに再稼動できた物流施設はたくさんあった。
本年もよろしくお願い申し上げます。
読者諸氏それぞれに、
「めでたい」
「めでたくない」
「どっちでもない」
「うちは喪中じゃ」
などさまざまかと思うので、年始挨拶は冒頭の一行にいたします。
公私ともに個配便とはかかわりが多い。
なので数えられぬほどの出来事が今まであったし、その中身は毎回毎度めまぐるしく喜怒哀楽が入れ替わる多彩なものだ。つい先日も「一瞬の凝固→続いての苦笑→しばらくしてからの思い出し笑い」という“オモロイの三段跳び”ともいうべきやりとりがあった。
8月9日から17日まで稼働日ゼロという倉庫や運送部門は少なく、途中の何日もしくは交代勤務で業務を行う事業所が多いはずだ。
毎年書いているような気がするが、現場職も管理職もこういう期間にこそ「普段できない面倒事」を捌いたらいかがかとお勧めする次第だ。管理職諸氏は庫内データの分析と切り口を変えての統計化、組織図や職務管掌区分の再考など、できることは結構あると思う。
平たく言えば「自社の物流コストの正確な試算と検算。そこに差異が発生するならその原因の解明」をできるようになるのがイロハのイ。
イロハのロを何にするのかは企業によって異なるにしても、おススメは「もし自社の物流業務を外部委託するとしたら、その見積明細とその根拠はどう記述するのか」である。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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