パートタイム契約の現場職は一日6時間労働が主流となりそう――労使双方が一定の合理性に納得できる労働体系、という評価が得られるからだ。
まずは労働者側の視点。
6時間通し労働には休憩や食事を挟む必要がない。ゆえに報酬を拘束時間で除してみれば、最大の時給効率が得られる。つまり拘束時間≒労働時間≒時給発生時間、となる。
さらには週5日出勤し、週30時間労働を満たせば、俗にいうフルタイム労働の
店頭での購買依存度を下げたEC興隆の功罪については、後の時代の評価を待つばかりだが、少なくとも物流作法への影響は多大だった。
個配手法のインフラ化は消費物流の根底を揺さぶり、今も振動は止まぬままである。
物流が生活スタイルを変えていくのか、その逆なのかは拙者のような素人には分析不能だが、「適宜」「便利」というキーワードなしで消費と物流を語ることはできないと感じている。
世代によって使用する単語が違う、、、言い換えれば「単語や言い回しで年代がわかる」という傾向を実感することが多くなった。
テレビ番組で出演者が遣う言葉だったり、若い方の書いたコラム記事や各種ニュースで用いられる表現などでも「ん?今の言葉は何じゃ」と引っ掛かってしまうことが増えた。
RFIDは物流現場には抜群の助力となる。しかも人間が考えた業務フローと作業手順を大幅に変えることなく、あくまでも補助・補完の利器としていい仕事をしてくれる。
現実に「もしRFIDが下札や外装箱に付帯したら」という前提での作業手順書はすでに数パターン用意できているし、すでに運用開始して成果実証済みの事例もある。
個人的には「ハイブリッド感知システム」的な仕掛けが好適ではないかと考えている。
つまり形状・重量識別にRFIDが併用できれば、ロボットや自動機械設備のない自動倉庫に似た仕組が設計できそうだと見込んでいる。ただし、コスト面や業務環境の要件定義にはさらに踏み込んだ検証が必要となるので、継続審議案件である。
3か月ほど前に発表された「ヤマト、メール便配達を日本郵便に移管 ネコポスも」の記事。
上記ニュースを目にした時に漏れ出た独り言は「いつか来た道ではないのか」だった。
同じような思いを抱いた業界人は多いかもしれない。
私に限らず、脳裏に浮かんだ寄る辺なさは「日通、宅配便から撤退 統合計画が破談」という14年前の出来事に由来しているのだと思う。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。