
入梅前なのに盛夏のようではないか。
という愚痴をもらしてもしかたないので、ただただ耐えている。
休日に洗車するにも、午前中の早い時間帯か陽が傾いてちょっとだけ涼しくなるころから日没間際まで、、、というなんとも不自由な気温になっている。
水シャワー⇒柔らかいブラシで軽ーくこする⇒水シャワー⇒ざっとふき取る(所要時間15~20分)という超時短洗車なのだが、それでも汗だくになってしまう今日この頃なのだ。
「こんなんでへばってたら、大型トラックの手洗洗車なんか絶対無理やで」
なんてことをブツブツ言いながら、先週末も洗車したのだった。
ちなみに「洗車好き」や「愛車が綺麗になってゆくヨロコビ」や「洗車道具を含めて趣味的な楽しみ」などという思いは一切なく、「きたねぇなぁ」と感じた際にだけ、嫌々ながら仕方なくやっている。かといってガソリンスタンドの洗車機に並んでまで、という気はサラサラない。ふき取りやらの手間は同じなので余計に面倒くさいではないか、とユーウツになるのだ。
昨今の物流拠点では持ち運びできる小型の高圧洗浄機を常備して車両や側溝そしてヤードを含む建屋の庇下を清掃していることが多いが、読者諸氏の会社ではいかがだろうか。
「ついでに自家用車も高圧洗浄機で洗っている」
という方も少なからずだと思う。
週末に機材を借りて持ち帰り、自宅の外構掃除などに使用している、というハナシもたまーに耳にするが、会社によっては私用持出し厳禁というのも珍しくない。
そのあたりの建前は白黒グレー織り交ざって微妙である。
倉庫建屋の清掃に高圧洗浄機を用いた際によくある事故。
それは「庇下の照明器具や防犯カメラおよびそれらに接続されている人感センサーを勢い余って誤射&破損」が最多だと思う。
「あちこちで盛大に張り巡らされた蜘蛛の巣、古い燕の巣跡を洗浄除去しているうちに、高圧水が機器を直撃して」が圧倒的多数を占めるのではないだろうか。
さらには高床プラットフォームの洗浄の際に、
「噴射は二人一組で行うのがルール。ひとりがヤード側を向いて床を高圧洗浄し、もうひとりは洗浄者の後追いでカッパで水をヤードに掃き出す、、、」
を失念してしまい、うっかり庫内を向いている際に手許がくるって惨事が、、、
ついでに書くと、花壇や植栽の擁壁に1メートルほどの高さがあったりすると、そのくすみや汚れを高圧洗浄機で一気に、という気持はよーくわかる。
実際にちょっとだけ試してみるとびっくりするぐらいきれいになる。
が、まずはその擁壁の “ 総延長 × 高さ=総洗浄面積 ” を試算し、どれほどの時間が必要になるのか――を考えてから洗浄開始するべきという思慮が先立たぬ場合には、
「中途半端にきれいになっている花壇の壁はかえって不格好」
という不本意な結果に見舞われる。
「そうだ、掃除ついでにここもやっておこう」
という大いなる良心から生まれた安直な善意は、次の日から「わざわざ一人費やして相当時間をかけて花壇の擁壁洗浄を行っています」という本末転倒の喜劇的悲劇となってしまう。
ことも間々あるようなので、お気をつけあれ。
それから、、、キリがないではないか。
古い建屋では高圧洗浄機=ハカイダー(古い)となる可能性も大である。
塗装面や下地が高水圧に耐えられぬからだ。
洗浄したら鉄筋が出てきた、、、は大げさすぎる、と苦笑したそこのあなた。
安普請で手入れ不足の古い倉庫を御存じないのでは?とあえて申し上げる。
具体的な場所や建屋名は書かぬ、というより書ききれぬほどある。
などとイロイロなやらかしのきっかけとなってしまう高圧洗浄機。
とはいえ自宅に一台ほしい――黄色いのが良いなぁ。
ついでに大風量&ハイパワー&超軽量なブロワーもほしい――緑色のが良いなぁ。
ダーッと高圧洗浄して、ブアーっと大風量で雫を吹き飛ばして洗車終了。
時短で省体力な洗車ができる神器とも呼べる機材と付属品のお値段は合計で約7万円ほど、、、
はたして高いのか? コスパ的にどーなのか? ほんとうに要るのか?
迷える心の声が延々と、、、どーする?
この前も近所のオニーチャンが上記のドリームセットを用いて洗車していた。
うらやましいが道具をそろえたとしても、はたしてこまめに洗車するのか?
と自問してみたが、「うーん、、、たぶんしないなぁ」と内心即答だった。
「だめだこりゃ」とチョーさんみたくつぶやいたのだった。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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