物流よもやま話 Blog

  • EC物流とそうじゃない業態の事情

    カテゴリ: 実態

    毎度思うのだが、EC専業会社の物流業務はシンプルでルーティン化しやすい。
    週頭や大型連休明けの出荷大波に対応することぐらいしか苦労は無い。
    その他、製造工場が廉かろう悪かろうな場合、入荷時検品が煩雑で、入荷予定数と実計上数の乖離にムラがあって、不要な手間とそのコストが発生するぐらいのものではないか思う。
    返品もあるが、入荷時の品質検品が適正に行われていれば、そのほとんどは受取拒否か不在による配達猶予期間の終了によるもので、未開梱物の再入庫には大した手間はかからない。

  • 日用便よりの使者

    カテゴリ: 実態

    報われる努力とそうでないものがある。
    物流関連では運賃(特に個配料金)契約交渉がその筆頭。
    世相評論ならそれで済むが、実業者とその利害関与者には忌々しき問題なのだ。
    今や個配料金の単価上昇は、業種業態によっては経営リスクになっていることも多い。

    言うまでもなく、個配業者との運賃交渉は、実際には交渉ではなくお願いである。
    顧客側が業者に平身低頭してすがるようにお願いする。

  • お客様の言葉

    カテゴリ: 実態

    物流業界に限らず、WEB上で顧客一覧や業務事例、顧客インタビューなどを掲載するのは常套となっている。
    成功事例の紹介や顧客からの好評・感謝・奏功の言葉が並ぶ。
    自社の宣伝のために時間とコストをかけてコンテンツ制作しているのだから、好印象・高能力訴求は当然であり、読み手も心得ている。
    しかし実際に契約している顧客から吐き出される言葉の大半は、疑問や疑念を含んだものであり、その要因は不信というより不明であって、不満というよりも不安が勝っている。
    営業倉庫に業務を丸投げしている企業ほど、その傾向が強いように感じる。
    例えば以下のような内容である。

    「棚内の保管マスには結構空きがありますよね」

    「あちこちのパレットに一品しか置いてないものがありますね」

    「こんなに通路が必要なんですか?これって保管料に含まれていますよね」

  • THE 運賃【2】

    カテゴリ: 実態

    ― 承 前 ― THE 運賃【1】

    契約価格の破綻は自明だった。
    物流会社は皆内心で感じていたが、こちらから値上げを申し出ることはあり得ない。
    荷主は廉い契約運賃に喜んでいる。
    ECショップの月間出荷口数が全部で3万件だとして、、、
    一件に10円か20円、大型や遠方への発送なら50円から100円ぐらい乗っけて請求できる。
    まことにオイシイではないか。現場の事務員さんがまとめ、管理者の確認だけで済む仕事。
    右から左の事務手数料としては悪くない。

    廉い運賃を求めた荷主。
    低単価の運賃契約を営業の販促費に転じさせ、他社よりもお得もしくは他社同様と謳い、取扱い品では差別化しきれない競争力の脆弱を送料無料や割引クーポンで補うことを強みとし。

  • THE 運賃【1】

    カテゴリ: 実態

    運賃については何年か前に見切りをつけた。
    その「見切り」とは、抵抗せずに流れのまま受け入れる、の意とご理解願う。
    ここでは宅配料金のハナシに絞って記したい。

    もはやひと昔前のことになってしまったが、「ナントカ急便の担当者が値上げを言ってきた」、と前職時代に営業部の部下から相談を受けた。
    その遣り取りが、数ヵ月後の運賃立替請求からの撤退に及ぶのだが。

    当時、物流業界ではほとんどの会社が ‘ 運賃立替払い ’ を当然のように行っていた。
    私も「そんなもの」と別段の疑いを持たずにその実態をやり過ごしていたわけだが、前月の売上と利益の確定がでる月初に、なぜか社長やら他の役員が「運賃別で○○%の利益率」という言葉を遣う。
    ん? 単純に売上粗利と営業利益ではアカンのかいな?
    売上に二種類あるんか?なんじゃそりゃ。
    てな具合に、常々強い違和感を抱えながら聴いていた。

  • 物流現場の邪魔者

    カテゴリ: 実態

    物流現場で一番ウットウシイものは何か?
    普段はふんぞり返ってエラそうなことばっかり言ってるくせに、本社から本当に偉い人が来ればペコペコへらへらオロオロ、、、の小心でお調子者の所長。
    も時としてウットウシイが、そんなのとは比べ物にならないほど嫌なモノ。

    それは、本社の基幹システムである。
    ことが多い。

著者プロフィール

主筆 T_NAG
大阪 泉州育ち。​
1988年 慶應義塾大学卒業。
しかし、ボンボンでもイケメンでもない。

失敗や挫折の数なら、世界規模の自慢大会に出ても結構いい線行くのでは?
と自画自虐しています。

映画と音楽と小説が大好き。
カメラは人生の伴侶みたいなもの。昔は車マニアでしたが、最近は楽にドライブできることが最重要。なので、燃費と快適性が車選びの基本に。

泥臭い努力型の典型なので、弁舌鋭いキレキレな遣り取り、とかは無理です。

【仕事の自慢】
「取引する企業は必ず業績が良くなる」
​何にも替えがたい喜びです。

【好きな言葉】
「粗にして野だが卑ではない」
​絶対に曲げることのない信条です。

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