物流よもやま話 Blog

その正体は「自動爆音機」

カテゴリ: 余談

掲題にある「自動爆音機」というモノを知らなかったワタクシ。
その爆音を初めて耳にしたのは琵琶湖の湖岸道路(湖周道路やらさざなみ街道やら表記が複数あってややこしい)だったが、国内全域で使用されている器具のようだ。
プロパンガスと空気を混ぜて一定間隔で爆発させ、100〜120デシベルの大音量を発生させる鳥獣害対策機器

湖岸沿いの遊歩道をノンビリ歩いていると、いきなり「ボンッ!」という炸裂音が道路の向こう側の果樹園で鳴り響いたので、思わず身をすくめたのだった。
「何かが爆発したのかもしれない」
と音源から近いわが身の危険と火災発生などの災害が脳裏を過って身構えた。
その後も何度か爆発音が聞こえたが、周辺はのどかで平穏なまま何も起こらず、、、さすがに「ん?なんかヘンだぞ」と怪訝に思うこと幾度も。で、帰宅後に調べてみたのだった。
―――かくして自動爆音機なるモノの存在を知ったというわけである。

というハナシを先週関与先の役員氏にした。
まずは「のどかな湖畔に突然鳴り響く爆発音の恐怖…」というツカミでありますよ。
内心では、
「ええっ!それは怖いですね。いったい何の爆発音だったのですか?」
という反応を予測してのナゾナゾ出題者気分だった。
ちょっとドヤ顔だったかもしれない。

がしかし、、、
「鳥や動物が農作物に近寄らないようにする装置じゃないんですか」
と即座に正解が。
しかも役員氏の顔には“それがどうしたというのか”と書いてあるかのようだった。
ナガタ「あ、いや、あの、、、まさにそのとおりなんですが、、、即答とはすごいですね」
役員氏「そんなに変わったモンでもないでしょうし、、、私の地元でもありましたよ」
ナガタ「そ、そーですか、、、ワタシが育ったところではなかったもんですから」
役員氏「ひょっとして都会育ちなのでは?」
ナガタ「いやいやいや、ご存じのとおり中小零細の工場が居並ぶ堺の下町で、、、」
ナガタ「でも数年だけ住んだヒラカタのハズレでもそんな装置はなかったので」
役員氏「場所によって普及具合が違ったのかもしれませんねぇ」
役員氏「たしか害獣が爆音慣れするので、音や頻度を定期的に変える必要が…」
ナガタ「へぇ~、そうなんですか、、、、、」

ナゾナゾの出題者のはずが、逆に勉強させてもらっているではないか。

業務開始前のハナシの枕にちょうど良いと持ち出したネタのつもりが、上記のとおりシラケ気味の空気が漂い、一瞬で会話が途切れてしまった。
動揺しつつ慌てて違うハナシに切り替えた次第。
毎度懲りないマヌケで恥ずかしい体たらくのワタクシだった。

帰路の車中で、
「しかしまぁ、この齢になっても知らんことだらけだな」
とあきれるやら納得するやら。
「でもまてよ、他社のエライさんなら知らんかも、、、もう一回使いまわしてみよう」
とやっぱりぜーんぜん懲りないワタクシ。
二連敗したら自己嫌悪で塞ぎ込みそう、、、とはならぬのでありますよ。これがまた。
再度しくじったとしても、
「○○○社の○○さんなら絶対知らんはず。三度目の正直やで」
となるに決まっている。

二度あることは三度ある、とは思わないところがワタクシの持ち味なのです。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

最近の記事

アーカイブ

カテゴリ

お問い合わせ Contact

ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム