他業種同様に自社物流・営業倉庫や運送会社には「業務日報」の類があるはずだ。
立場によって書く側なのか読む側なのかは異なるかもしれない。取りまとめ、所見をつけてさらに上位へ報告するといった「読む・まとめる・書く」といった結構な事務仕事である――といった愚痴まじりのつぶやきなども中間管理職の日常場面のひとつだと聞く。
久々に制限のない大型連休真っ只中だが、読者諸氏もそれぞれにお過ごしのはず。
もちろん現場によっては不休であったり、何日かの稼働が必要なことも承知している。海外向け出荷がある拠点なら、日本の祝祭日事情を全部まかり通すことなどできないので、交代休で対応している事業所もあるだろうし、それは当然のことでもある。
いよいよ現実味を帯びてきた貨物新幹線の運行――というハナシばかりがあちらこちらで取りざたされたり、具体的な計画策定を試みたり、いかにも打開困難そうな懸案事項がいくつか挙げられたりして、ちょっと散らかり気味に過ぎるようだ。
個人的には掲題の二要件が手当できればなんとかなるのではないかと考えている。
先週に続いての「すっかり忘れていたのです」第二段ともいえる今回である。
それは昨日のWEBイベントの事前打ち合わせ時に発覚した。
「そういえばそんなハナシを過去に書いた記憶がある」という毎度のスットコドッコイ状態に陥ったワタクシのお粗末さが露呈した、というだけのことなのだが。
先月のハナシだが、またもやスットコドッコイな受け答えをやらかしてしまった。
とある物流改善にまつわる一連の遣り取りを聞いて、「実に的確で素晴らしい意見です。いやはや目からうろこが落ちるような内容ですね」と素直に感動しつつ返した。
それを聞いた相手は「・・・あの、その、これは永田さんの書かれたコラムをそのまま転用しただけです」と思いっきり困惑しつつも、最後は苦笑まじりに返答していた。
コロナ禍がもたらした現象のひとつに、在宅勤務の奨励があった。疫災が収束を迎えようとしている現在、その傾向にはやや陰りが見え始めているが、企業によっては出勤頻度をコロナ禍前に回復させず、勤務時間の大半を在宅にて済ませることも珍しいハナシではなくなった。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。