能登半島地震による被災者の皆さまとそのご縁者の方々に心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早い復旧を心からお祈りしております。
被災地においてはせめて天候が穏やかでありますよう願ってやまぬ次第です。
2023年は疫病への警戒が弱まり、委縮・膠着していた世界中の諸事が回復に転じた一年だった。一方でいただけないのは遠い地での戦争やその炎に薪をくべるような大国の動きだ。
Logistics(兵站)という言葉の始まりを今さら説明しないが、現代となった今も死語と化さず、戦地で機能しているという事実には暗く深く沈みこむような気分に陥ってしまう。
ワタクシ的結論は「時間猶予を認める」である。
誰に対しての言葉かといえば、まずは顧客。次に顧客に対面する営業部門。さらには経営層。
ちなみに時間猶予に拒否反応や即座に拒絶するのは上述とは逆の順番、、、つまり顧客から遠い順に「そんなことはできない」と始まることがもっとも多いパターンだ。
このところやたら温いので、来る寒気への気合十分な心構えが肩透かし状態になっている。
と思ったら、来週からはいきなりの大寒気到来。近畿北部では積雪になりそうなのだとか。
昨年のような短時間局所ドカ雪による交通・物流マヒは勘弁願いたいが、白銀で飾られた日本海沿岸の雪景色を眺めながらのドライブは大いなる愉しみでもある。
それゆえに会場滞在の間は大いなるストレス状態のままで我慢している。なるべく表情に出さぬよう努めているつもりだが、おそらくきっとバレバレ状態なのだと思う。
できることならご遠慮したいのはやまやまだが、関与先の業務に必要な設備やシステムなどの参考視察の同行、自分自身がそのイベントのゲストスピーカーだったりすると、
店頭での購買依存度を下げたEC興隆の功罪については、後の時代の評価を待つばかりだが、少なくとも物流作法への影響は多大だった。
個配手法のインフラ化は消費物流の根底を揺さぶり、今も振動は止まぬままである。
物流が生活スタイルを変えていくのか、その逆なのかは拙者のような素人には分析不能だが、「適宜」「便利」というキーワードなしで消費と物流を語ることはできないと感じている。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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