疫災による制限や自粛が謳われて2年余り。
しかしながら、今春以降は俗にいう ‘ With Covid-19 ’ フェーズへと進む気配に満ちている。
どこの誰かが明確に宣言したり、政府が強烈なリーダーシップと共にかけ声を発しているわけでもないのだが、私の行動圏や見聞きする情報ソースでは「どうもそんな雰囲気が強まっている」という気がしてならない。
ずいぶん前から問題提起しているハナシなのだが、物流倉庫における喫煙場所設置の是非についての所見を再度述べてみたい。
発生から鎮火までに長期間を要し、黒焦げた悲惨な残骸と化す倉庫建屋の火災事故を見聞きするたびに、脳裏に過る想いはいつも同じだ。
今年以降も労働力不足と非正規雇用人員(もういいかげんこの表現はなんとかならんもんか)の時間給上昇は続くだろう。
特にEC事業者の物流現場もしくは類似形態の倉庫内労働者の募集単価は全国的に上昇を続けており、毎年上がる最低賃金の底上げ作用もあいまって、この5年ほどで2割程度上積みされたというのが実感だ。
昨年末に冬用タイヤに交換して以来、湖北(滋賀県北部)や北陸への行楽が増えている。
スタッドレスタイヤを履くだけで楽しみが増えた。こんなことならもっと早く試みるべきだったと痛感している。美しく荘厳ともいえる銀世界の景観が展がる海沿いや山間の幹道を往くドライブは感嘆の声の連続となる。
本日は北京オリンピックの開会式。
昨年、夏季五輪で感動したばかりなのに、またもや楽しめることはありがたい限りだ。
コロナ禍による制限の下に競技を行う選手はもとより、運営を支える裏方諸氏の尽力には頭が下がる。感謝しつつ、大いに楽しませていただきたいと思っている。
個人消費の停滞が案じられる昨今だが、疫病の流行が止まりをみせぬままでは回復に遠い。
飲食や観光のみならず消費財や日用品にしても、一時の巣ごもり買いが落ち着けば、コロナ禍以前の数年前から続いていた冷え込みの実態が再び赤裸々になるだけだ。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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