1994年にNEDO(現在の国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が企画し、広報・教材ビデオとして制作された『ドラえもん のび太と未来ノート』は、その主題をエネルギーから物流に代えてリメイクしても、今の時代に十分適用可能なコンテンツだと思える。
そうなると、のび太君とドラえもんの配役が気になるところだが、読者諸氏ならどう考えるのだろうか。
「ロボットからコボットへ」
こんな謳い文句を見聞きしたことがある読者諸氏は多いだろう。
日本国内ではまだ黎明期・試行期だが、欧米では市場参入者の急増が続き、製品やサービスの投入が活発化している。いくつかの要因の重なりによって、顕在化している現在の市場ニーズを上回る供給量となってしまい、統計的には一時的ながらも足踏みから伸び率の鈍化という状況になっている
カレンダーの巡り合わせで、本年最後の掲載はクリスマスとなった。
全世界がほぼ一年間、疫災と呼ぶにふさわしい視えない被害に見舞われた2020年。
毎年欠かすことなくにぎやかに華やかに街が彩られ、音楽が流れて、人々の笑顔や歓談で往来の空気は弾むようにふくらむ――昨日から今日にかけてのそんな風物も、控えたり取りやめたりの連鎖で消沈している様子が痛々しく憂うつ極まりない。
今週は強烈な寒波が南下しているため、全国的に寒い日が続いている。
夜明け前から7時ごろまでは冷え込みの底となるので、暖房なしでは過ごせない。
各地から降雪の報が届いたりするたび、災害や事故の発生を案じつつながらも、師走らしい風情を想ってどこか嬉しい私である。
やはり冬は寒い方がそれらしいとつくづく思う。かたやで窓を閉めたままの暮らしは、コロナウイルスの感染激化につながるのではと気がかりだ。
いくつかの国でようやく始まったワクチンの投与だが、日本国内で全国民にいきわたるにはまだ数か月かかる。それまでは、爆発的な流行の手前で抑え込んでおきたいと切に願う。
掲題のような見出しの記事がWEB上にあらわれる日も間近。
と書きながら、うーん……と無言で唸る。
が今回の書き出しとなった。
秋の行楽シーズン真っ盛りである11月の3連休。
しかしながら衰えぬコロナ禍によって人出も振るわず……という書き出しになるはずが、実際には各地大盛況だったようだ。
因果応報よろしく、年末にかけての感染爆発を案じる報道が盛んだ。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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