先日テレビニュースを観ていたら、高齢化・過疎化が進むエリアでの「荷を届ける方法」についてのハナシが放送されていた。
その特集ではドローンを活用して高齢者世帯やへき地に住まう住民に配達できないもんかとアレコレ苦心する人たちの姿が映し出されていた。
私には起点となる「自分」がなかったのだろう。起点がないのだから走っても歩いても跳んでも這っても、「どれぐらい進んだのか」が自他ともにわからない。
なので自身では「あれもこれもぜんぜんできてない」、他者からは「いつも忙しそうだ、ということ以外はよくわからない」となってしまっていたのかもしれない。
大型トラックの中長距離便では女性ドライバーの数が増加している。
そして遅ればせながらも若い男性の運転手をよく目にするようになってきている。
と感じているのは私だけはないようで、関与先に出入りしている現役ドライバー諸氏に確認してみた結果、「若い人の入社が目立つようになってきている」とのことだった。
物流現場の高齢化が進み、就業者の男女比率均衡化が進む昨今。
それとあいまって中高年従業員間の恋愛や結婚が増えているのだ。
統計的根拠のあるハナシではないが、なんとなく肯ける点が思い浮かぶし、実例の報告も少なからず、、、というわけで「物流現場が今アツイ~中高年の出会いの場」のようなレポートを
個配分野での宅配についての標準化もしくは定石として「置き配が基本」となるような気がしてならない。
たとえば、コロナ禍収束の後にも非対面受領の需要は拡大を続けている。つまり在宅していても置き配で受領したいという傾向が強まるばかりなのだ。受領のためにわざわざ手を止めてでも玄関口で手渡ししてもらいたいモノ以外は、置き配完了の報せを受信したら、あまり間を開けずに荷物を取り込めばよい。着荷直後や少しの時間差であれば、盗難などの心配も軽減する。
しかしながら、事態の本質は物流現場に通じるのではないかと思う。
どこの会社にも破損し続ける「ビン飲料のようなモノ」はあるだろうし、歴代役職者が黙認黙殺し続けて久しい「のようなモノ」が脳裏に浮かんでいるのは今これを読んでいる貴方に限ったハナシではないと不肖ワタクシは思っているのであります。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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