谷村新司氏逝去。
記憶のアルバムに付されたインデックスのような数々の曲。あなたの歌声は私の中学生時代の出来事や思い出の中に流れるBGMです。
そしてヤンタンでは、おなかが痛いほどの爆笑話やエピソード、今や伝説化されている「重いコンダラのコーナー」など、名パーソナリティとしてのあなたも大好きでした。
行楽の秋。食欲の秋。そしてスポーツの秋、である。
10月10日が体育の日でなくなって久しいが、何年経ってもまったく慣れない。
そういう祝祭日は他にもあるが、「スポーツの日」と改称されたことも相まって、ダントツで「ヘンなの」を感じさせる旗日なのだ。
常用のECサイトで「お気に入り」や「ほしい物リスト」などといった一時保管フォルダーを備忘や価格観察の目的で利用している方は多いかと思う。私もそのひとりなのだが、数年前からリスト行数は減り続けている。さらにはリストの内容まで様変わりして、日用や実用の消耗品類が大勢を占めるようになった。そういえば定期購買品の数量も増えている。
3か月ほど前に発表された「ヤマト、メール便配達を日本郵便に移管 ネコポスも」の記事。
上記ニュースを目にした時に漏れ出た独り言は「いつか来た道ではないのか」だった。
同じような思いを抱いた業界人は多いかもしれない。
私に限らず、脳裏に浮かんだ寄る辺なさは「日通、宅配便から撤退 統合計画が破談」という14年前の出来事に由来しているのだと思う。
またもや3連休、という読者の方も多かったであろう前週。
今年のカレンダーを見返してみれば、1月・5月・8月・12月以外で3連休や狭間の平日に有給取得すれば4連休となったケースが6月を除くすべての月である。残る10月と11月も同様だ。
国策として連休を増やしているのは承知している。しかしながら新卒時にはまだ隔週週休2日があたりまえだった最後の昭和世代としては隔世の感を禁じえない。
毎度の持論で恐縮だが、日本の労働スタイルは米国ではなく欧州諸国を参考にするべきだと思っている。なかでも蘭独については、物流技術先進国の地位に在って久しく、同時に働きかたの創意工夫もまた先進的だ。労使間の程よい妥協が絶妙な全体最適化の前提条件となっているだけでなく、労働価値を業務以外の生活時間と連動させて測定している点が秀逸である。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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