物流よもやま話 Blog

  • ヒルヤスミ問題が浮き彫りにすること

    カテゴリ: 経営

    前掲ではヒルヤスミ無しの通し勤務や2時間以上の昼休憩を挟む勤務形態のハナシをした。
    ヒルヤスミの問題はヒルメシのそれと表裏一体なので、勤務形態の多様化はヒルメシ問題に大きな影響を及ぼすのだと書いた。今や各地の物流や製造の現場で、個々の事情による一進一退を繰り返しながらも、拡がりをみせているようだ。

  • 多様化するヒルヤスミとヒルメシ

    カテゴリ: 経営

    久々にヒルメシのハナシを書くのだが、今回はちょっと趣が異なっている。
    それはヒルメシの前提条件となる昼休みの存在自体が見直され始めた、または見直したという動きが目立つようになってきたからだ。「やっと導入したか」という内心のつぶやきは、若き日に見聞きした欧米の労働拘束時間についての考え方への共感に起因している。

  • この頃流行りの「レス」にご用心

    カテゴリ: 余談

    いわゆるレス言葉の始まりは「コード」「シュガー」「キャッシュ」「キー」「ペーパー」あたりか?としかめっ面でブツブツ言いながら書き始めている。
    チケットレスやカード会社のCMで流行ったプライスレスなども結構な古株だろうが、〇〇レスというたくさんの造語が人々の日常に違和感なく混じるようになって久しい。

  • 職住近接型倉庫が生み出すもの

    カテゴリ: 予測

    今冬はあんまり雪が降らないなぁ、と思い始めていた先月中旬までの内心を見透かして裏切るような先週の大雪だった。
    近畿では最も温暖とされている和歌山県でも、積雪と路面凍結による車両の立ち往生や滑走事故が相次いで発生した。冬タイヤに無縁の土地柄ゆえの大混乱だったようだ。

  • オイルショックの時代と似たような

    カテゴリ: 実態

    拙稿で書くまでもなく、国内経済の冷え込みは深刻だ。
    専門家が指摘しているとおり、超長期デフレーションを常態としたままの頭打ち消費社会にコストプッシュ型のインフレーションが足下からせり上がっている。なので無体としか言いようのない生活コスト上昇を、なす術もないまま受容せざるを得ない――というのが巷の声として最多ではないかと思う。

  • 物流機能を内製化するには

    カテゴリ: 経営

    自社物流業務の改善と品質維持、社内研修や教育システム構築、事業会社の物流コスト評価や機能判定などが私の生業――は旧知の読者諸氏には周知のことかと思う。
    そして自論たる「強い物流機能の設計・運用」の趣旨とは、必ずしも完全内製化を指すものではなく、むしろ外部委託を活用してハイブリッド運用するというのが本意なのだ。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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