物流よもやま話 Blog

  • タイヨとシキュウ

    カテゴリ: 実態

    企業動向の変遷は、物流現場にも少なからず波及して然りである。
    ただし「今さらかいな」と現場人たちが苦笑交じりになるのは「貸与物と支給物の明確な線引きと管理」についての社内規則や注意書きが大仰に掲示される場面だと思う。
    在庫管理と備品管理が業務品質として徹底されている物流倉庫内では、会社からの貸与品紛失≒出荷物への混入=受領者からのクレームもしくは不信、となる可能性が非常に高い。
    ゆえに常日頃から作業に必要な備品類の管理は徹底されている。

  • 9月半ばに残暑見舞い

    カテゴリ: 予測

    こんなハナシを書くのも、ひとえに気象変動による庫内稼働時間の見直しを、長きにわたりずーっと考察し提唱しているからなのだ。
    関与先とも数多のシミュレーションを行い、生産性との折り合いを細かく検証し続けているが、たどり着いた結論のひとつに「社会規範と行動様式の変化」が挙げられている。

  • それなりの暮らし方があるはず

    カテゴリ: 実態

    顧客理解が得られるなら「全部止める」が最善と判じる次第だが、時給や日給で働くスタッフにとっては必ずしも肯けないかもしれない。月の約3分の一が休みになるということは、収入もそれに準じて減るわけだから、生活収支に影響大であることは推して知れる。有給扱いの長期休暇を堂々と取れるような現場はまだまだ少ない――正規・非正規の別なくだ。

  • 本日出勤or夏季休暇

    カテゴリ: 余談

    出荷スピードと到着所要時間を競争の具にしている事業者はまだ多数いるが、そのうち息切れしてビジネススキームを改めるか、ブレーキを踏めぬまま壁に激突して停止するかのいずれかになるだろう。物流において競うべきは品質。一定以下の低コスト短時間は競うべき品質の敵としかならない。本末転倒の競争意識は滅びの道でしかないと断じておく。

  • 激増する修理難民

    カテゴリ: 実態

    廉価請負×長期拘束の連鎖で「大工は若者が忌避する職業の最たるもの」に追いやった張本人とされているハウスメーカー各社は、今となって慌てふためいて職人養成に力を入れていると聞く。価格競争のしわを下請けに寄せ続けた成れの果てというわけだ。
    どっかで聞いたことがあるようなハナシである。

    次は物流屋の番か。
    なんていうつぶやきを押しとどめている今である。

  • メジャーの進化

    カテゴリ: 余談

    この数年で仕事用の距離計測にはレーザーメジャーが主役となってしまったので、いわゆる“巻き尺”の出番はすっかり減ってしまった。
    自宅用は頂き物の工具セットに含まれていた3mぐらいの小型メジャーで事足りていたのだが、「より長いタイプも備えておかなきゃなぁ」と思い始めて幾年月。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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