そろそろ一般化するだろうと予想しているのはダークストア(EC専用の倉庫や店舗類似施設の総称)という言葉なのだが、欧米の後追い普及とはならないと考えている。
私はマーケティングの専門家ではないので、あくまで物流現場から世間を眺めて感じたり思ったりすることを書いているに過ぎない。しかしながら国内の倉庫や運送の諸事情と人口動態などを数値から考察すれば、往く道は自ずと限られてくるのではないかと思える。
先日のニュースでまたもや「大阪府立高校の統廃合」が流れていた。
聞けば募集停止および他校統合は累計で16校もあるのだとか。子供の数が減っているのだから当然のなりゆきと理屈では理解できる。しかしながら府立高校の卒業生のひとりとしては、見知った高校の廃校記事には無常感漂う複雑な気分になる。
今年の夏季休暇はお盆から少しずらして取った。
下関から秋吉台を抜けて久しぶりに山陰路を巡ろうと、車での短い旅に出たのだが、急変する雨天曇天の合間を縫うように、訪問地では傘の出番がなかったことはありがたかった。
道路も宿も混みあっていなかったのは、休暇を遅らせたせいかもしれない。
東北・北海道で豪雨災害、という違和感だらけのニュースを気にしながらの一週間だった。
北国で夏季に「連日の豪雨」なんて、耳慣れぬというより記憶に無い。
豪雪には十分な経験と対処の術を持ち合わせている北国の各地域であっても、今回のような豪雨に対しての備えは乏しいのではないかと察する。清掃などの復旧作業に必要な機材と労働力の公的支援は火急であることなど書くまでもないだろう。
今日は年休消化日とし、昨日から来週16日まで夏季休暇という会社が多い。
私の世代ならつい「盆休み」と口にしてしまう8月中旬のまとまった連休だが、30代以下は夏季休暇と表現する人が大半だと思える。
NHKの調査によれば、この期間中に帰省や行楽を控え、自宅近辺で過ごす人々の比率が5割超なのだとか。
今年の最低賃金目安が妥結した。
当初の予想通り全国加重平均で31円増の961円に落ち着いたが、過去最大の上げ幅とはいえ「まだまだ抑え気味」の感は否めない。コロナ禍による足踏みがなければすでに1000円近くまで上昇していたはず、、、という内心のつぶやきが脳裏に巡るからだ。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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