
RFIDは物流現場には抜群の助力となる。しかも人間が考えた業務フローと作業手順を大幅に変えることなく、あくまでも補助・補完の利器としていい仕事をしてくれる。
現実に「もしRFIDが下札や外装箱に付帯したら」という前提での作業手順書はすでに数パターン用意できているし、すでに運用開始して成果実証済みの事例もある。
個人的には「ハイブリッド感知システム」的な仕掛けが好適ではないかと考えている。
つまり形状・重量識別にRFIDが併用できれば、ロボットや自動機械設備のない自動倉庫に似た仕組が設計できそうだと見込んでいる。ただし、コスト面や業務環境の要件定義にはさらに踏み込んだ検証が必要となるので、継続審議案件である。
3か月ほど前に発表された「ヤマト、メール便配達を日本郵便に移管 ネコポスも」の記事。
上記ニュースを目にした時に漏れ出た独り言は「いつか来た道ではないのか」だった。
同じような思いを抱いた業界人は多いかもしれない。
私に限らず、脳裏に浮かんだ寄る辺なさは「日通、宅配便から撤退 統合計画が破談」という14年前の出来事に由来しているのだと思う。
わが業界的についてのハナシをすれば、この時期には物流量が大幅に減るので、実務上の被害や影響は最小限にとどまるはずだ。夏季休暇期間の事業者も多いようだから、偶然の巡り合わせながらも「不稼働こそ最善の防災―By永田」となっている。
交通機関同様に計画休業を積極化する動きがわが業界にも拡がればいいな、と雨音と風切音を聴きながら願うワタクシなのだ。
時間や体力が許す限り、遠方への移動には空路ではなく陸路を利用するようにしている。出張やら私的な旅行などぜーんぶひっくるめ、まさしく公私の別なくだ。
何度乗っても飛行機には慣れない。とりわけ離着陸時は緊張が過ぎて疲れてしまう。短時間で目的地に着くのはありがたいが、それを上回るドキドキ嫌悪感のお釣りが大きいのだ。
コロナ禍がもたらした現象のひとつに、在宅勤務の奨励があった。疫災が収束を迎えようとしている現在、その傾向にはやや陰りが見え始めているが、企業によっては出勤頻度をコロナ禍前に回復させず、勤務時間の大半を在宅にて済ませることも珍しいハナシではなくなった。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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