なんだか知らんが「温かい」をすっ飛ばして、いきなり「暑い」を連発した今週だった。
特に水曜日は各地で夏日だったとか。暑気に弱いワタクシとしては憂うつこの上なかった。
やっと桜が咲き始めようかという時候に、夏日で暑苦しくなってどうするのじゃ!
と毒づいても空しいだけだが、愚痴のひとつも言いたくなってしまう。
長く仕事をしていると、まれに奇遇ともいえる機会や巡り合わせに見舞われることがある。
実はまたもや奇遇と幸運の双方に見舞われたのだが、それは下記の過去稿に関連するイベント出席の依頼をいただいたことだ。
そもそもの予定が変更となり、ぽっかりと空いていた月日だったことも幸いだった。
前掲ではヒルヤスミ無しの通し勤務や2時間以上の昼休憩を挟む勤務形態のハナシをした。
ヒルヤスミの問題はヒルメシのそれと表裏一体なので、勤務形態の多様化はヒルメシ問題に大きな影響を及ぼすのだと書いた。今や各地の物流や製造の現場で、個々の事情による一進一退を繰り返しながらも、拡がりをみせているようだ。
久々にヒルメシのハナシを書くのだが、今回はちょっと趣が異なっている。
それはヒルメシの前提条件となる昼休みの存在自体が見直され始めた、または見直したという動きが目立つようになってきたからだ。「やっと導入したか」という内心のつぶやきは、若き日に見聞きした欧米の労働拘束時間についての考え方への共感に起因している。
自社物流業務の改善と品質維持、社内研修や教育システム構築、事業会社の物流コスト評価や機能判定などが私の生業――は旧知の読者諸氏には周知のことかと思う。
そして自論たる「強い物流機能の設計・運用」の趣旨とは、必ずしも完全内製化を指すものではなく、むしろ外部委託を活用してハイブリッド運用するというのが本意なのだ。
コロナ禍収束の兆しが見え隠れし始めたように感じている。という私見には科学的根拠など一切なく、「なんとなくそんな気がする」というに過ぎない。
無責任で楽天的なのは承知しているが、悲観ばかりの閉塞停滞はもはやウンザリなので、勝手に明るい兆しをでっちあげては触れ回っているのだ。
コロナ収束、侵攻停戦、原油高、円安常態化という踊り場的膠着で一区切り
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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