物流よもやま話 Blog

  • 速いものは美しい

    カテゴリ: 余談

    先週報じられた柔道家の古賀稔彦氏の訃報はとてもショックだった。
    私も大ファンのひとりで、華やかな当時の柔道界にあってもひときわ印象的で魅せる技をもつ王者だったと思っている。
    バルセロナオリンピック決勝は固唾を呑んで応援していた。満身創痍の彼が、金メダルを取った瞬間の感動は今も記憶に鮮明なままだ。「今まで生きてきた中で一番、、、」と言いたくなるほど興奮したスポーツシーンのひとつとなっている。

  • 物語が始まる季節

    カテゴリ: 本質

    めっきり春めいてきて、桜の報もあちこちから届く。
    そしてわが国では始まりの時を迎える行事や機関が多い。
    疫災によって例年通りのスタートを切れない学生や新入社員の諸君は気の毒で心が痛む。さらに悲惨なのは昨年の新卒者や新入生だ。一体いつになったら職場や学び舎で普通の活動ができるようになるのか。

  • 必殺の補助線

    カテゴリ: 余談

    生来の面倒くさがりである。
    自他ともに認めるところであり、その徹底ぶりはわれながら見事なものだと思う。
    偏りはほぼなく、一事が万事において「あぁめんどうくせぇなぁ」とブツブツ文句を言いながらいやいやこなす、、、は日常であり自然なことだ。

  • ふたつの「イギ」と臥薪嘗胆

    カテゴリ: 信条

    新型コロナウイルスにまつわる、ふたつの「イギ」についてのハナシが多い。
    計画や実行の明細についての意義や、止める・止めない、改める・維持する、などの異議を論じる際に、ハナシの基点と起点というふたつの「キテン」の存在によって主眼要点が異なることはあたりまえだ。しかしながら、ディベート下手な政治家や評論家が多いせいか、テーブルの上が散らかるばかりで、なかなかまとまらない。

  • コボットの惑星 第10章 森の中の木

    カテゴリ: 予測本質

    物流の未来を想うとき、脳裏に浮かぶのは農業の歴史だ。
    物流業界が直面している問題や課題、希望や期待の行く末の姿は、農業の今と訪れつつある未来形の中にあると思える。
    狩猟依存から脱却した耕作文明は、やがて人類の生存を安定化する基盤となり、膨大で長久な時間の流れの中で、無数の曲折や進化を繰り返しながら今に至っている。
    学んで考える対象としてはこの上ないだろう。

  • コボットの惑星 第9章 人の物流、機械の物流

    カテゴリ: 予測本質

    コボット達の増殖に圧され、人間の住まう場所は狭まってゆくだけなのか。
    悲観とは別物の命運を想う気持が強まる。
    自業自得のわが身の明日はさておき、若年世代やそのあとに続く子供たちの未来では、コボットや自律稼働する機器の進化と増殖は福音となるのか気がかりだ。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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