写真は長く続いている楽しみのひとつだ。
被写体は生きているもの以外なら何でもかまわない。
街中の路傍にある無機物を何のメッセージ性や訴求連想なしに撮るのが常である。
ちなみに撮られるのは苦痛でしかなく、許される限り避けている。
まもなく過酷な夏季となる。
都市部では耐え難い高温と高湿がほぼ24時間途切れることなく長期間続く。
さらに台風やそれに等しい猛烈に発達した低気圧などがもたらす風水害。
例年のことなので、すっかり慣れて、、、なわけない。
自然の脅威は我々の想定と備えをことごとく上回り、さまざまな災害をもたらして、爪痕ともいえる惨状を残したまま去る。
早くも5月である。
そして緊急事態宣言下の動いてはいけないGWである。
冗談ではなく、このまま笑ってはいけない年末に至ることがないように祈る。
「休め・自宅で」「働け・自宅で」一辺倒のまま長期化すると辛い。人によっては心身に変調をきたしかねない。
理解協力と自己管理といえば文字面だけは整って読めるが、つまりは行動の責任と判断を個人に丸投げして疫病対策の肝としているのだろう。
いきなりで恐縮だが、早寝早起きの部類に属すると思う。
この原稿を書いている今は5時前。毎日ではないが、珍しいことでもない。
そして今朝もまた弊社WEBを閲覧している御仁が、、、今はお二人。
他人様のことを言えないが、「こんな早朝に…もうちょとオモロイのをみればいいのに」などと心配してしまう。
物流会社の見積や請求の項目と表記は、「いいわけ」や「めいもく」である。
複式簿記の「借方」「貸方」と同じ関係であり、「理由や説明」と「本当のこと」が等式となってつじつまが合わされている。
特に物流業務では原価の構成要素が非常に単純だから、そのまま利益をのせて請求するわけにもゆかない。
倉庫であれば「床代」「人件費」「資材費および雑費」ぐらいで、最大のコストは「人件費」であることは説明不要だろう。
ついに緊急事態宣言が発令された。
物資の循環を担う物流業界は難しい対応を余儀なくされている。
さまざまな「止める」と「動かす」の葛藤が続く。
一部大企業では、感染者判明と同時に出勤停止のうえ庫内消毒による保健所確認で事業継続可能だが、中小企業の自社倉庫や物流関連企業では必ずしも万全の措置が施せるわけではない。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
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