物流よもやま話 Blog

  • 増える連休、増えない出荷

    カテゴリ: 信条

    またもや3連休、という読者の方も多かったであろう前週。
    今年のカレンダーを見返してみれば、1月・5月・8月・12月以外で3連休や狭間の平日に有給取得すれば4連休となったケースが6月を除くすべての月である。残る10月と11月も同様だ。
    国策として連休を増やしているのは承知している。しかしながら新卒時にはまだ隔週週休2日があたりまえだった最後の昭和世代としては隔世の感を禁じえない。

  • 6時間労働のススメ

    カテゴリ: 経営

    毎度の持論で恐縮だが、日本の労働スタイルは米国ではなく欧州諸国を参考にするべきだと思っている。なかでも蘭独については、物流技術先進国の地位に在って久しく、同時に働きかたの創意工夫もまた先進的だ。労使間の程よい妥協が絶妙な全体最適化の前提条件となっているだけでなく、労働価値を業務以外の生活時間と連動させて測定している点が秀逸である。

  • あなたは物流部門に必要な人

    カテゴリ: 本質

    健康診断してきたが、今年も小太りのままだったので、非常に不本意である。
    という愚痴はどうでもよい。

    何度か書いているが、物流の仕事についての誤解や誤認を正すことが仕事の一部となって久しい。特に自社物流にかかわる際には、年がら年中手を変え品を変えての説明を絶やさない。

  • 車両費高騰のまま季節は巡る

    カテゴリ: 実態

    全国どこでも同じような悲鳴であふれかえっているが、ガソリン代をはじめとする車両関連費の高騰は右肩上がり状態が続いている。しかも動きの水平化は未だ見通しが立たず、冬タイヤ装着の必要な地域では、交換費用なども重くのしかかる。物流コストへの転嫁は待ったなしで行われるべきだし、それに躊躇する事業者は商売替えか廃業の行く末となってしまう。

  • 何年・何社・何回・何人・何項

    カテゴリ: 信条

    掲題の各語に続く言葉は、「――やっても〝至らぬ〟という思いがいつも居残る」である。
    主語は「〇〇研修」だったり、「〇〇養成」や「〇〇技検」と多少の違いはあれど、関与先の誰かに何かを教えたり習得してもらうという点では同じだと思っている。

    話した時間ややり取りの回数を数えたことはないが、長い時間の蓄積をほぐしてつぶさに見返せば、その中には忘れられない出来事や人物が少なからず存在している。

  • 嵐の8月15日

    カテゴリ: 予測

    多くの読者諸氏にとっては夏季休暇明けの金曜日となった本日かと思う。
    しかしこれを書いているのは8月15日の明け方である。今まさに台風7号が近畿地方を直撃しようとしており、午前5時の現在、和歌山県潮岬に上陸したようだ。
    当然ながら台風の進路となる紀伊半島以北エリアでは大雨と強風の警報が出ているわけで、まさに滝のような雨がわが家の屋根にはねる激しい音が長く絶え間なく続いている。

著者プロフィール

永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。

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