ゴールデンウイーク後半は天候に恵まれているせいか、近所の公園でさえ混雑する毎日だ。
この数年の傾向としてバーベキューを楽しむ人々が目立つ。テントが張れる場所では、まさに「テント村」という様相の密集状態となっており、屋外レジャーの大流行がうかがえる。
ただし、離れ眺める者には街中よりも過密化している異様さのほうが勝ってしまうのだが。
多くの方々が今日からゴールデンウイーク開始かと思う。
世間でよく聞く10連休は端から難しい、、、というのが物流関連企業もしくは部門の圧倒的多数であることは例年どおりのようだ。
とはいえ、ひと昔前に比べれば、大型連休中の休暇取得率は各段に上がっていることも事実。
コロナ禍などの特殊要因が解消した後もこの傾向は続くだろうし、その持続は経営の負う社会的義務ともいえる。
今さらながら基本は大事。今よりも道具や機器に恵まれていなかった時代の物流人たちがいかに偉大だったのかを改めて痛感したのは先日のことだった。
簡単なようで実は難題かもしれないという、どの会社の誰にでもあてはまりそうな内容かと思うので、読者諸氏も自分事としてお考えいただければ幸甚だ。
最近たまにあるのは、調べ物をしていて自分の書いた記事に行き着いたあげくそのまま読んでしまい、時間を食って本来目的の進捗が滞るという間抜けな顛末だ。
実はこれを書き始める直前に過去記事に出くわし、またもやついつい読んでしまった。
それは2019年5月10日掲載のよもやま話で、手前味噌ながら再読に耐える中身なのではないかと思えるので、紹介がてら関連するハナシを書いてみたい。
「あんまりおもしろくない仕事」という本音が社内に蔓延していることは承知しているが、それは物流の機能重要度や収益寄与効果の潜在力を知らないことに起因している。
事業の下半身たる物流機能が担う営業推進力や財務健全化の効用を理解できれば、腕におぼえある強者なら「やってみたい」と感じること稀ではないはずと信じて止まぬ。
昨年の最終掲載は大晦日だったが、今年度の第一稿は年度始まりの4月1日となった。
しかしながら、年々「期初」「期首」「新年度」などの言葉が人々の話題になる機会が減りつつあり、伴う式典や催しの類も同様であると感じている
特殊要因とはいえ、コロナ禍での3回目の新年度を迎えることとなった今春は、もはや大掛かりな式典やイベントなどが無いに等しい状況が平常化しているが、無いなら無いで済んでしまうという実態にも皆が慣れつつある。
永田利紀(ながたとしき)
大阪 泉州育ち。
1988年慶應義塾大学卒業
企業の物流業務改善、物流業務研修、セミナー講師などの実績多数。
ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。